おにぎりと美しい昼飯場、付最近の読書事情
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【引越完了のお知らせ】当ブログ「きつねの音楽話」は はてなブログからワードプレスへ引越しました。
凍てつく寒さのAnorakです。みなさんこんばんは。
ええと、本当に突然なんですが、題の通りはてなブログを離れて、ワードプレスに引越すことになりました。
どうしてこうなったか、ことの運びのはやさに自分でも驚いているんですが、実は、これを書いている今日、ついさっきまでそんなこと全く考えていませんでした。
はてなブログProの契約が12月頭で切れるので、更新のついでに独自ドメインでも取得しようかなーと考えて兄に相談したら、
もうこの機会にワードプレスに移行したらどうか
と言われました。
僕みたいなネットリテラシーが皆無の人間がブログを始めるに当たって、
もちろん始めからワードプレスでブログを作るという選択肢もあがっていたんですが、
まあ多少難度の高いことですから、初めは無料ブログで書いてみよう、とはてなブログでこのブログを作成しました。
それが2016年の2月ですから今から二年弱前ということになります。
二周年というのは僕もなにか節目に感じていたので、どこか一新しようという気持ちはありまして、まあ二周年を新たな舞台で始めようという、まあそんなすがすがしさもないんですが、ぼんやり決めたわけです。
そうだ、移行してしまおう、と
で、大事なことを忘れないうちに言っておこう。
ブログの名前は今まで通り
「きつねの音楽話」
でやっていく予定です。
この何か不器用な、流行に乗れていない名前に、ちょっと歯がゆくもあるんですが、思い入れがあるんで、当面はこの名前を使うことにします。
それにはてな外から検索でこのサイトに来てくれているかたも新しいページを探しやすいだろうと思います。
また僕自身の名も
Anorak
と変わりません。
僕が改名してからやや暫く経ちますが、僕とこのサイトの「きつね性」はどうも抜けきらないでしょうから、きつねはモチーフとして使っていくつもり
きつねと呼んで頂いてもまあ構いません。
いまワードプレスのページを制作して、カスタマイズしているので、ある程度のところで記事の移動が始まると思います。
始めての作業だし、よくわからないことも多いし、時間がかかると思われます。投稿も暫く途切れるだろうと思いますが、どうかお待ちください。
ワードプレスは一応はてなより自由度が高いので、できるだけ僕好みのデザインにする予定で、それも僕独自のworkだかartだかを盛り込んでいくつもりです。
実はワードプレスどうこうの前にはてなブログのデザインを大きく変えようとしていたところでした。
僕は音楽を始めて美術の活動はしなくなっていたのですが、久々に線を引いてみようと思います。うまくできるかわかりませんが。
また新しくスタートするに当たって、ブログのテーマを
音楽
から変更する予定です。
音楽がテーマのひとつであることに変わりはありませんが、
最近このブログは実質雑記に近くなっていたので、それに見合ったテーマを掲げます。
それはまあ後で発表します。
だいたいお知らせはこんなところです。
これまでこのブログを読んでくださった方、コメントくれた方、とにかく皆さんありがとうございました。
まあちょっと動くだけなんで、渋谷から三茶に行くくらいのもんなんで、これからも是非当ブログ「きつねの音楽話」をよろしくお願いします。
目下死なない限り更新を続けるつもりです。
あなたはどれが好き?ピアノの感動的な名曲を改めて聴いてみる。
少し前いつものようにそば屋へそばを食べにいったとき、
そのそば屋はいつも何故かクラシックがかかっているんですが、
この曲が流れていました。
そばを咀嚼しながら、静かにこの曲を聴いているとこの超有名曲が改めて美しく聴こえてなにか新鮮な、不思議な感じを覚えました。
ピアノの名曲を集めてみた。
クラシック音楽を聴くようになると、よくあるようなクラシックの名曲集みたいなものが逆に名曲じゃなくなってしまうというような嫌な現象が起ります笑
少し前に知り合いがこんなことを言っていました。
「バッハもやっぱりいいよね〜神聖って感じで。「主よ、人の望みの喜びよ」とか「G線上のアリア」とか!」
これあるあるなんですが、バッハ好きの僕としてはこういう類いのことをいわれるとちょっと困ってしまう笑
現実ではそうですね〜なんてごまかすが、もし本音をいうとしたらこうなります。
「いやいや、確かに名曲だけれどもそれ二曲とも曲の部分に過ぎないから!しかもそれ両方とも編曲ものでしょう?曲のよさを語るならまずカンタータ147番と管弦楽組曲第3番を全曲聴いてからにしてくれ」
そう、僕はもういやみったらしさ全開、お高く止まったクラッシックマニアと化しているのです・・・
複数の曲が集まって一つの曲が出来るというのがクラシック音楽の特徴で、まあ確かに本音のほうの僕がいうとおり単体で聴くのと、「曲の一部として」聴くのでは全く違う結果になると思います。
クラシックの曲は全体としてバランスを保つ傾向があるので、優雅でゆったりした曲だけが何曲もつづいたりすることはまずありません。
ただ、初心者むけのCDでは同じような性質を持った曲を集めてアルバムにしているものなども少なくないような気がします。きっとその方が需要もあるのでしょう。
思い出せば僕も同じ曲ばかり繰り返して聴いていました。たとえば交響曲から気に入ったひとつの楽章だけとか
そう考えるとポピュラーな曲をとりあげて聴くというのも悪くないのかもしれません。そこから世界がひらけるかもしれないし
まあ、そう。そんなことをジムノペディを聴きながら考えていたという話。
というわけで今回は超有名で誰もが聴いたことがあるピアノ曲を改めてとりあげて聴いてみようという企画です。
サティ ジムノペディ 第1番
※試聴はアマゾンのページでもできます。apple musicのほうは曲の途中から始まっているので聴いたことがないと思う人もいるかもしれませんが、始めから聴けばわかるはずです。アマゾンの試聴は(全てではないかもしれませんが)始めから30秒聴けます。
ennui(アンニュイ)というよく使われるフランス語がありますが、はてフランス人の気だるさというのはこういう感じだろうかと想像がふくらみます。
冒頭全く同じメロディが二回弾かれますが、その部分だけでもこの上なく美しい曲ですね・・・
このCDの4曲目の「おまえがほしい」という曲も非常に有名です。
ドビュッシー 月の光
いやあこれも名曲ですよね
僕サティとかドビュッシーとか近代の作曲家は古典派なんかにくらべると聴かないんですが、こうやって改めて聴くとやっぱりいいものですね。
月の光はベルガマスク組曲の中の一曲です。
あとドビュッシーといえば前奏曲中の「亜麻色の髪の乙女」でしょうか。あれも非常に美しい曲です。
ベートーヴェン ピアノソナタ 第8番 第2楽章
ベートーヴェンって気性が荒くてどうも苦手ですが、この曲は本当に涙がでてきますね。なにこの良い曲(笑)
あと似た感じの曲としてはピアノ協奏曲第五番の第二楽章がありますね。あれも心うたれる曲なんですよね
シューマン トロイメライ
「子供の情景」という曲集の一曲です。
トロイメライというのはドイツ語ですが、Traumが夢で、その複数形Träumeにreiがついたというのがトロイメライです。reiがつくとどうなるかというと難しい話になるので省略しますが、意味としては「夢想」とかそんな意味になるんでしょう。
この曲集は全曲通して聴くと面白いです。一曲目なんかもたぶん聴いたことのある愛らしい名曲です。
ショパン 別れの曲
12の練習曲という曲集から
いやあこれも本当に良い曲ですね〜・・・
なんでか知らないが本当に心にくる。じわーっとしてくる。
ショパンのことですから祖国や親しい人のことなんかが頭にあったんでしょうが、僕はこんな複雑な感情を持ったことがありません。持ったことがないのに持ったことがあるかのように曲に共鳴するんだから不思議です。
おわりに
ということで全部で5曲集めてみました。
ことあるごとにTVにでもなんでも流れて聞き飽きたような曲でも、名曲というのはさすが、やっぱりいいものです。
僕は上にも書いたように普段あまり聴かない近代の曲でもちょっと聴いてみようかなあという気持ちになりました。
みなさんはどの曲が好きですか?
まあこれらは思いついたのを書いただけなので他にも名曲はたくさんあると思います。
みなさんもきっとお気に入りの「一曲」というのがあると思います。
意外とこういう機会に新しい発見をしたりして視野がひろがると思うので、あれば是非教えてください〜
漢学の神様・簡野道明の墓に参る、その他
北国は寒うございます、Anorakです。
今度の旅には新しく手に入れたノートパソコンを持っていったのですが、結局間があいてしまいました。
パソコンは旅中何度か開きはしましたが、記事を書くとなるとどうもうまくいかない
この記事で東京へ行くということ、また旅の目的なども書きましたが、滞在中はずっと東京にいました。
というか実際は東京というより狭いところ、まあ東京へ旅行に行く人はだいたいそうなるかもしれませんが、ほとんど山手線の中をうろうろしていました。
何泊かしましたが、全ての日程を記事にするのはちょっと大変そうなので、とりあえず書きやすそうな日を選んで書きます。
簡野道明の墓を訪ねて伝通院へ行く
旅の後半は妹と一緒に動いていましたが、前半は一人で宿をとっていました。
出発前に我が先生に東京行を伝えると、先生も日程を合わせて東京へ行く(かもしれない)といっていたので、
東京へ着いた日の夜、先生に電話してみました。
・・・bon soir.
先生は電話にでると何故か、だいたいフランス語で話します。英語とかドイツ語は聞いたことがない。
で、話を聞くと先生も同日東京へ来て浅草に宿をとっているようでした。僕の宿は神田駅近く
その次の日お互い空いているということで、一日一緒に歩くことにして、待ち合わせ場所をきくと、
というので、そこに集合することになりました。
僕がこれまでした待ち合わせのうち、間違いなく最高の待ち合わせ場所です笑
翌日僕は神田駅のほうから歩いて神保町へ向かいました。
余裕を持ってでたんですが、のんびり歩いたんで、その「神保町の三省堂前、すずらん通りではない方」についたとき、十一時を一、二分過ぎていました。
まっすぐ行くと待ち合わせ場所。左がすずらん通り
で、すいません、今度の旅はブログ用と思って結構写真を撮ったのですが、この日だけはほとんど撮らなかったので、写真はこれのみです・・・笑
僕が着くとすでに先生はいつもと変わらない様子でそこに立っていました。
さてどうするかというに、古本をみるにしてもまず腹ごしらえをしようというんで、どこかへ行くことに
古本というのは生体からひどくエネルギーを吸い取るものです。
そば屋にでも行こうかといって歩き始めて、先生についていくと三省堂をすずらん通りのほうへ抜けてすぐ横のビルへ入っていきました。
このビルも三省堂のものらしいのですが、行き先はそば屋ではなく「かんたんむ」という古本屋。
この古本屋は前々から聞いていたところで、その場所を知らせようというのでした。
かんたんむというのは邯鄲夢で、あの粥の煮え切らない話(雑な説明)
このかんたんむ、Tままさん親子が東京に来たときにも先生が案内したようでしたが、そのときは古本より何故か店内に大量に並べられたこけしに喜んで、買ったというはなし
そういえばそのことが手紙に絵つきで書かれていました
Tままさんはこういう絵がついた手紙をくれるんですが、Tままさんの話し方同様、書いた字もちょっと判然しない。この手紙はすべて読めますが
”気味悪し”といいながら自分もこけしを買っているというのがどうもTままさんらしい笑
このかんたんむビルの5階にありますが、エレベーターを降りてすぐのところにある文庫は4冊まで100円という破格の値段です。まあ機会があれば行ってみてください。他文庫・新書など結構な数100円で売っていました。
今回の滞在中僕は結局かんたんむでは一冊も買いませんでした。
僕と先生がかんたんむに入った時は11時24分で、自律しないと日が暮れるので、「6分にしよう」という決まりにして店内を見学しました。
例のこけしは随分数がへったみたいでしたが、まだ十数体ありました。
僕は中学生のとき盛岡のこけし職人のところへいってこけしの絵付けをしたことがありましたが、その辺のとは顔が全く違います。地域性があるよう
一回りして、6分では済みませんでしたが、かんたんむを後にしました。
ビルからでて南東のほうに少し歩いたところにある、「神田錦町 更科」というそば屋に入りました。
この建物どうやら戦災をまぬがれたらしく古い景観を保っています。
神保町の一帯は焼けなかったところが多いらしい。
席へつくとそば茶が卓へ置かれます。
僕はせいろ、先生はしょうが天ぷらとかいう珍しいもの
僕はたびたび書いているように毎週同じそば屋の同じ品を頼んでいるんですが、そのせいで僕の中のそばの基準が全くできあがってしまっていて、他のそばを食べたときにその違いがよくわかります。
ここのそばはやや細めながらしっかりした歯ごたえのあるもので、こんな上手に作れるものかと感心しました。
つゆは甘め
そばを食べるとそば湯という粋なものがついてきますが、そばを食べ終わり、そば湯も飲んだあと、
そば湯のおかわりです
といって頼んでもないのにもうひとつそば湯がきました。そば湯のおかわりなんてのはきいたことがない。それにやたらとそば茶をだしてくれる。
話ながらそば茶を飲んでいるとどんどんついでくれるので、結局店をでるまでに4、5杯飲まされました。
店にはいったときは昼前でしたが、昼になると昼休みにはいった会社員なんかが一斉にはいってすぐに満員になりました。
そそくさとでて西へ向います。
歩いているうちそば屋のおかみさんのことを話しました。振る舞いは堂々としていて語気も強いのですが、接客は非常に丁寧で客をよくみている。よくみて茶を飲ます。
僕の住む街のそば屋の店員はそれとくらべると随分田舎風です。
そば屋から数分のところ、先生について「きゃんどる」という喫茶店にはいりました。
先生の話によると古くからある喫茶店で
前は別の場所にあって店主のばあさんがひとりでやっていたといいます。
一度閉店したのを復活させたのが今あるきゃんどるらしい
店員にこのことを聞いてみましたが、この経緯は知らないようでした。
店内は西洋風のつくりで、格子のついた窓から光が射します。店内はたばこのけむりがもくもくしているので風景としては光のぼやけた感じなど面白いですが、非喫煙者からするとちょっと居づらいところ
煙の苦手な人は入らない方がいいでしょう。
きゃんどるを出て古本を見ながら歩きます。
途中「大雲堂」という文学書の古書店にはいりましたが、これが最高の古本屋です。そしてお金を失う危ない古本屋。
先生に色々話を聞きながら物色して大いに楽しみました。
僕の尊敬する著者の本が山ほどあってもう夢の国です。カビ臭いけど
この時は一冊だけ買いましたが、帰るまでに(僕にとっての)大金を落とすことになりました・・・笑
買った本はそのうち紹介するかな?
神保町をぬけて小石川へ向かいます。
この日の目的の大きな一つが、伝通院にある簡野道明の墓を訪ねることで、神保町から水道橋のほう、北西向かって歩きます。
この道、白山通りというようですが、ここにも面白い古本屋が数件あります。
特に有文堂という古本屋については先生が面白い話をきかせてくれましたが、長くなるので省略・・・
神田川を越えたところでバスに乗ることになったのですが、バス停で時刻表をみるとほとんどバスがない。これあとになってわかったのですが、おそらくバス会社側のミスで、次のバス停にはちゃんとした時刻表がありました。
このせいで伝通院までほぼすべての道のりを歩きました。
春日局像なんかをみながらしばらく歩いて伝通院へ。
門には徳川の葵の紋章があり、墓地の奥には徳川家にかかわりのある人、たとえば千姫などの巨大な墓があります。
簡野道明の墓は・・・
というまえに簡野道明が誰か知らない人が多いでしょうから一応書いておくと、この記事で書いた僕の使っている漢語辞典の著者です。
とにかくすごい人です。
本堂の左を墓地の方へ抜けるとすぐに簡野家の墓があります。
なんというか、いいところ、位置です
一段あがったところに庭のような部分があり、もう一段あがると墓があります。
簡野道明とその室(妻)の墓は家のものと別にたてられています。
墓前には花が供えられていたので、簡野家はまだ続いているんでしょう。
簡野道明の戒名は「源徳院間雲虚舟居士」と書いてありました。なんともいい名です。一応書いておきますが、簡のうちの日は正しくは月です。戒名の間の日も正しくは月です。
簡野道明の墓の斜交いに柴田錬三郎の墓が、また後方に佐藤春夫の墓があります。
旅行中に墓場へ行くなどというと笑われますが、なかなかいいものです。
巣鴨の染井霊園なんかも行ったことがありますが、あそこには二葉亭四迷や岡倉天心の墓があります。
伝通院をでて、北へ向かいます。
このへんも神田ほどではありませんが、出版社が点在しているようで、すこし行くと未来社があります。新しいシャレた建物です。
未来社といえば、未来社の発行する未来という冊子があって、前はよく読んでいましたが、ちょっと前に季刊になってしまいました。
そこからもう少しあるくとドイツ語関係の本を出版している大学書林があります。先生はここの社長と知り合いらしく、建物にはいって社長を呼び出し入り口のところで立ち話をはじめました。
僕は入りたくもなかったので、外で待っていました。
小学生の下校姿や、近くの中学校の生徒がランニングして通るのを眺めているとそのうちに歌声が聞こえるんで、みると、セーラー服を着た真面目そうな少女が歌いながら歩いてきます。パッヘルベルのカノンを歌っている
合唱部の生徒はこうやって帰宅するのか
と思って、またしばらく、ランニングする生徒やら小学生をみていると、そのうちにまたその少女がやってきます。
今度は大地讃唱を歌っている・・・
待っても待っても先生は話しているんで、その辺をぶらぶらすることにしました。結局一時間弱くらい待ったような笑
先生の長話がおわってまた歩き始めると、また同じくドイツ語の出版社の同学社があって、先生また門をたたく。
なかから婦人がでてきて、この人とも先生は知り合いみたいでしたが、先生
社長はいますか
とまた長話を目論んだんですが、九州に出張中ということで挨拶だけしてことなきを得ました。この上なくほっとしました笑
さらに西へ向かって神楽坂のほうへ
途中で偶然pain des philosophesというパン屋をみつけて名前が面白いっていうんで入店。店内をみるとどうも本物のパン屋のようでした。
先生は短めのバゲット。
僕は2尺ほどもあろうかという長めのバゲットを買って、フランス風などといって歩きながら食べました。
このバゲット非常においしかったのですが、フランスパンは歩きながら食べる物じゃないですね。クープが凶器と化して僕の唇は傷だらけになりました。今も治りきっていません。
神楽坂近くに赤城神社という神社があるんですが、ここも京都の梨木神社と同じで境内にマンションがたっていました。最近はこういうのが多いですね。
本堂も全く現代風な感じがして、神々しさは全く感じられませんでした。
神様が引っ越してしまったのかもしれない。
神楽坂へでて、神楽坂、神楽坂上、神楽坂下と歩きます。
坂をくだったりのぼったりするんですが、この地形は神田お茶の水あたりの地形とつながっているようです。
神楽坂には原稿用紙で有名な相馬屋というのがあって、先生も文豪の真似をしてよくここで原稿用紙を買ったようです。
何も買わずにでたのですが、原稿用紙を買っておけばよかったと今になって思います。
神楽坂を歩いているころにはすっかり日も暮れて夜になりました。
僕と先生はそのまま飯田橋のほうへ抜けて靖国神社を眺めて、皇居のところまで歩きました。
江戸城の濠の周りは桜がしだれていて、これが春になると美しい景観を生むらしいのですが、今は冬、夜に枯れ枝というちょっと不気味な風景でした。
Tままさんの手紙にはこの桜の春の様子も書かれていました。
せっかく来たのだから門でも見ていこうというので、橋を渡り田安門を中へはいりました。
城の石垣というのは、あれすごいものですよね。
江戸城跡を後にして九段下を東に行き神保町へ。これで振り出しにもどりました。
まだ七時をまわったところでしたが、その日は解散。
先生はお茶の水の方へ、僕は神田の宿へ歩いて帰りました。
この日の歩数28691
旅行中あると便利で面白い持ち物はこれ(荷造りします)
前回の記事でリュックを買いました。
それで旅行でも行くかなんて言っていましたが、本当に行くので荷造りします。
旅に持っていくと面白いものとか
僕は特別の旅行好きというわけでもないんですが、ことのついでに観光するという機会が結構あって東京、京都なんかはたくさん歩きまわりました。
僕の旅行スタイルというのはたぶんかなり厳しいもので(笑)、観光地に行っておいしいものを食べて、おみやげ買ってわいわいというものではありません。
見知らぬ土地と文化を出来る限り吸収したいという気持ちが強すぎて、まああとお金がないのとで、過酷なスケジュールをたててしまいます。
移動手段は最低限の電車以外は主に徒歩、一日に幾箇所も動くので歩きすぎて夜、足が動かなくなるということが結構ありました。(本当に)
これまでの旅行については機会があれば書くとして、そういうにわか徒歩旅行を何度かして持っていくと便利とか面白いってものがわかってきたので紹介します。
旅に持っていくとよいもの
1、本
旅行中でも勉強はかかせませんね!(といって大抵荷物になるだけなんだが)
旅行は移動時間が結構あるので、飛行機とか電車とかで読む本があると時間を有効に使えますね。
本は元から持っていたものを持っていってもいいし、旅先で求めたものを読みながらっていうのも面白いですよね。
まあ僕は旅行中だけではなくて、外出するときはいつでも本を数冊持っています。
予想しない時間ができるってのは本当によく起ることで、そういうときなにもすることがなくただ待つだけなのは結構辛いものです。
あと本は睡眠薬にもなります。
2、カイロ(防寒具)
冬場に旅行へ行くと見知らぬ土地の寒さが思ったより厳しいということがあります。
一旦寒くなったら、観光どころではなくなって、ただただ寒さを耐え忍ぶ会になりますから防寒はこれ以上ないという位するようにしています。
東京へ行くと神保町の街角に数時間立つというイベントが発生するものですが、そういう時は三重に服をきてカイロを忍ばせておくとよいです。
カイロはあると本当に役立ちます。
3、折り畳み傘
街にいるとき降ってきたならどうにでもなりますが、山寺なんかにいるときに降ってくるとどうしようもなくなります。
まあ折り畳み傘はいわれなくても皆さん持っているでしょうが。
折り畳み傘といえば北鎌倉の円覚寺の境内を歩いていたときに雨がはらはら降ってきて売店で売っていた傘を買ったということがありましたが、あれはなんとも印象深いできごとでした。
旅の話を書くことがあれば書こうかな
4、手帳(日記)
日記をつけている人ってどのぐらいいるんでしょうね。
僕は毎日几帳面につけているというわけではないのですが、旅したときとかなにか面白い事があった日などはつけたりすることがあります。
今年はどこかに書いたように手帳を買うのを諦めたので日記をつける回数も減ってしまったのですが、旅をしたときくらいはつけたいですね。
そのときとても印象深いことも、やっぱり時間がたつと色あせてくるのが普通でしょうが、濃やかに書いておくと後になって読んだとき思い出に鮮度が戻ります。
あと旅先であちこちまわっていると、歴史とかあるいは地質とかとにかく興味深いことがたくさんあります。そういう時に手帳にちょっとメモしておくとあとで見返して思い出したり調べたりするのに役立ちます。
5、石けん&手ぬぐい
これはいつでも銭湯に入れるようにする準備です。
東京も京都も、古い街には古くていい銭湯があるもので、僕は入浴のためというより雰囲気を味わうために入浴料を払ってしまいます。
最近は銭湯も減ってきているようですから今が最後のチャンスです。
僕の石けん愛についてはこの記事などをご覧ください。
6、洗濯用石けん
上に貼った記事内にも貼ってありますが、こんな記事を書きました。
僕は旅先でも洗濯は手洗いしているので、シャボン玉の洗濯石けんをひとつもっていって洗濯します。
短期の旅行なら着替えを減らして下着を自分で洗濯すると面白いと思いますよ
旅先に行ってまでなんで苦労せねばならんのだという声が聞こえてきそうですが、旅先でするからこそ面白うあれ、と思います、僕は。
7、耳栓
これも結構知られているんでしょうか?耳栓はあると便利です。
低予算の旅行で一番やっかいなのが、宿泊先のことで、安宿はだいたい大通りとか高速道路の脇にあって夜中騒音があるものです。
あとカプセルホテルとかユースホステルみたいな共用の宿泊施設だと他の利用者の出す音が厄介なことがあるので、持っていたほうがいいです。
ほとんどの客は静かでも、一人くらいはいびきがすごい音だとか、まあきまってありますからね。
今回の旅について
上にも書きましたが、僕は積極的に旅行するということはこれまでありませんでした。
まあ今回も全く自分から旅にでようと思ったわけではないのですが、純粋に観光と、あと親睦のために旅行に行きます。
僕の兄は東京に住んでいて、何度か遊びに行ったことがありました。
で、京都に住んでいる妹も兄のところに行ったことがあるのですが、皆が一度に東京で会する機会はありませんでした。
それで僕と妹が予定を合わせて同時に東京へ行くという計画をたてたわけです。
それに今度兄は婚約したようで、そのお祝いも兼ねようというわけ
兄嫁とは僕も妹も会ったことがあります。
パソコンについて
前回の記事でmacが入るリュックを買ったということを書きましたが、僕はこれまでずーっと兄のお古のデスクトップでブログを書いていました。
で、ツイッターなんかでノートパソコン欲しいなどと言っていたのですが、まえ兄に、使ってないノートパソコンない?と聞いたらあったらしく持ってきてくれました。
持ってきてもらうよう頼んでから実は数ヶ月経って果たされたので、ちょっとことの流れを説明するのが難しいのですが、とにかくノートパソコンを手にいれたわけです。
しかもMacBook Proです。
ただバッテリーが古くなって全く充電できないのと、立ち上げるときに不具合が起りやすいという故障がありますが。
でもこれで遠出したときにもブログが書けるようになりました。
今回の旅にこれを持って行ってブログを書く予定です。
旅ブログ的な記事はリアルタイムでは書いたことがないのでどうなるかわかりませんが、とにかくなんらかの形で書こうとは思っています。
というわけで僕の旅のおすすめの持ち物&旅行の知らせでした。
神保町で古本をみる怪しい若者がいたらそれは僕です。
ではまた近いうちに。