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きつねの音楽話

老人性古本症候群を患った若者の徘徊ブログ

勉強の息抜きは”登山”がいいようだ。

例の台風が大雨を降らせて各地の川を氾濫させたころ、僕はある大きな川のある街へ遠出をした。

日も暮れるころ町について、川にかかった大きな橋を渡ると、その下にはごうごうと音を立てながら暗い色の水がふだんより大きく幅を広げて流れていた。

※この仰々しい始め方はしばらく更新のなかったことへの言い訳をするためです。

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頭の良さとか記憶力とか、結局自分次第なのかもしれないという話。

今時のような、暑くて蒸している天気が続くと、気が散っていけない。

台風が遠くのほうを通っていくので、風はないけれど少し強い雨が朝から晩まで降り続けているその音を、ぼうっとして聴いていると、何か意識がぼんやりしてくる気がする。

 

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へえ、恋ってこういうものなの?(藤村の「若菜集」を読む)

どうも、常にうつらウツラしているきつねです。

 

【タイトルオチ】要するにみんな僕と一緒に楽しく読書しようということがいいたい。 

この記事で読書を推奨したものの、それだけではあまりに観念的で、わざわざ読んで気分を害してくださったかたにとっても、今一つ実感の湧かないところでしょう。

 

というわけで、僕の読んだ本、あるいはこれから読む本について、今後記事にしていこうと思い立ったわけです。

このブログで書くものが、普通のブログでよくみるところの”書評”にあたるかどうか、僕自身そういうものをあまり読まないからわかりませんけれど、とにかくきつね流のそれとして読んでいただきたい。

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時代遅れが時代遅れでなくなる瞬間

僕は髪を切るのがどうも苦手で、いつも先延ばしにしてしまうのだが、少し前決心して髪を切りに行って来た。

そういうところでは客の入り具合やらなにやらで、例の雨合羽みたいなのをかぶせられたまま待たされることがある。

僕は鏡の前に用意されるような雑誌はほとんど読まないから、待たされるときのために何か本を一冊持つようにしている。

僕は用心深いのだった。

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