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きつねの音楽話

老人性古本症候群を患った若者の徘徊ブログ

本が読めない人について、きのこ採りに行って考えた話

今度旅へ行った時にきのこを採った。

山へ水を汲みに行ったときに偶然なっているのを見つけたのと、別の日にきのこ目的であたりを散歩した。

 

といっても僕はきのこを見分けられない。

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〇英英〇辞典にすると旅行カバンが軽くなることを発見した(今度の旅について)

大きな川のある街へ行った。

その日はちょうど長月の十五夜で、日没後の冷えた堤防の上を歩いていると、満月こそその翌日なれ、ほぼ真円の明るい月が煌々として眼下の川面を照らしていた。

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”友達”がわからない人の、友情についての話

今週のお題「買い物」

 

少し前、先生と徘徊していてシューベルトの「冬の旅」のCDが安く売っているのをみつけた。

歌はフィッシャー=ディースカウである。

 

僕はこのところシューベルトに少し興味を持っていたから、ちょうどよいと思って久々にCDを買った。

CDは高価なものである。

 

その日のかえり、先生がこう話した。

「実は庭の大きな梅の木を少し切らなければならないのです。

いつでも構いませんから、私が落ちないように見張るなり支えるなりしてほしいのですが・・・」

僕はもちろん快諾した。

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郷愁を誘う歌。シューベルトの冬の旅から「菩提樹」をドイツ語で味わう

最近毎日一回歌詞をみながら菩提樹を聴いていました。

何か習慣のごとく座布団に座ってトラック5を再生する・・・

 

みなさん菩提樹は聴いたことがありますか。

僕がここのところ菩提樹を聴くようになったのには、まあ少しだけ面白い経緯があるのですが、それはとりあえずおいておいて曲と歌詞を玩味しようというのが今回のテーマです。

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社会で成功するには卑怯者でなければならないのか(二葉亭四迷の「浮雲」を読む)

前回の『漱石の「草枕」を読む』を読むからやや時間がたち、まあその間に読書に関する記事をふたつほど書きましたが、今回はどこかで書いたとおり二葉亭四迷の「浮雲」について書きます。

 

二葉亭四迷というと、学校でならったときにその名前が「くたばつてしまへ」などという言葉からきていると覚えて、それだけが妙に頭に残っていましたね。

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