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きつねの音楽話

老人性古本症候群を患った若者の徘徊ブログ

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の「怪談 Kwaidan」を読む

古本屋でなにげなくみた本の中に小泉八雲のことが書いてあった。

その英語の美しさについてである。

 

僕はまだ読んでいなかったけれど、岩波文庫の「怪談」の翻訳をもっていることを思い出して、原作が手に入るまでに翻訳のほうを読んでおこうと思った。

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R.シュトラウス/H.ヘッセ ”4つの最後の歌”より「眠りにつくとき」をドイツ語で味わう

このところヘルマン・ヘッセの詩を扱っていました。

→『ヘッセ作 春の嵐から「Nacht 夜」をドイツ語で読む 

→『【孤独の詩】 ヘッセ作「Im Nebel 霧の中」をドイツ語で読む

 

それでR.シュトラウスがヘッセの詩に歌をつけたものがあることを思い出したのですが、詩をみながら聴いてみるとよい歌でしたから紹介します。

 

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アンケートの結果報告とか

どうも、きつね改めAnorakです。

一応はてなの登録名もかえたのですが、Anorakが呼びにくい人はこれまでどおり「きつね」でもかまいません。どちらでもよいです。

 

Anorakは日本語ではアノラックと書いて、日本語らしく平らな調子で読みますが、英語の実際の発音はAにアクセントがきて、

ノラァク

または

ーノラーク

のように読むようです。

一つ目のほうはaが両方ともアとエの中間の音、発音記号でかくとaeの音になります。

 

なにがいいたいかというとアノラックとただ日本語風に読むと間抜けな感じがするので、僕は”ア”にアクセントをつけて読んでいます。

だからみなさんも、英語風に読まなくてもいいですから、心の中ではノラックと読んでください・・・

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【孤独の詩】 ヘッセ作「Im Nebel 霧の中」をドイツ語で読む

前回「ヘッセ作 春の嵐から「Nacht 夜」をドイツ語で読む」を紹介しましたが、記事のおわりに”思いついた”とか書いたのが今回紹介する「Im Nebel」です。

この詩はヘッセの詩のうちで最も親しまれているものの一つのようで、確かに、僕の心にも強く印象付けられています。

 

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ヘッセ作 春の嵐から「Nacht 夜」をドイツ語で読む

 前回の記事『他人の孤独は目にみえない 』でヘッセの「ゲルトルート(春の嵐)」に触れました。

その中に「夜」という詩があって、孤独にかかわるし、僕の好きな詩でもあるので紹介します。

 この詩はまえに『僕が「ロウソクの科学」を読んでから、ろうそくの灯りだけで暮らしていた話 』で触れたことがあったのですが、そのときは”ろうそく”とのかかわりでだしただけだったので、特に内容をみませんでした。

ヘッセの詩集についてもこの記事で紹介したので、ヘッセの詩が気になる方がいれば参考にしてください。

 

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