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きつねの音楽話

老人性古本症候群を患った若者の徘徊ブログ

辞書不要!絵を見て覚える英語の勉強法が興味深くておもしろい

少し前、英語か何かの勉強をしていたときに、

これ語学勉強しているとよく考えることだと思うんですが、

言葉というのはどのように覚えるのだろうか?

ということを考え始めて、

幼児期に言葉を覚えたときは中学生になって英語を覚え始めたときとは全く違うように覚えたんだよなあ

というこれまたよくある話を考えていました。

母国語と外国語の習得を比較してもしょうがないかもしれないけれど、特に日本は島国だし、それに系統もよくわからないという特殊な環境だからドイツ人が英語を覚えるのとはちょっと話が違うような気がする。

真裏までは行かないけれど日本から遠く離れて、どんな高楼に登っても絶対にみられないブリテン島とその周辺で話されている言葉を学ぶ難しさ。

イギリス人って会ったことあります? 

「絵で見る英語」で英語を学ぶ 

 そう思っていた矢先、偶然「絵で見る〇〇語」というシリーズを見つけました。

僕が最初に手に入れたのはドイツ語とフランス語でしたが、他に英語、スペイン語、イタリア語、ロシア語があって、後に英語版は手に入れました。

このシリーズはふつう行なわれるような学習、つまり

英単語に対応する日本語を覚えて英語を日本語に訳しながら学んでいく

ものではなくて、絵とそれを表す英文とをみて英語をそのまま英語として理解していくというものです。

 これだけではわからないと思うので順に説明していきます。

どのような本か

この本(英語版)の初版は1945年で、ハーバード大学のリチャーズ博士という人が「外国語としての英語教育」を研究した結果生まれたもののようです。

この本の趣旨は

初心者が少ない語数で日常生活を英語で表現出来る

 ことで、この教授法は

Graded Direct Method (GDM.段階式直接法)

と呼ばれています。

で、この教授法はこれをよく知っている教師によって教えられるのがよいらしいですが、この本は独学者のためにこの教材の使用法についての註がついています。 

どのように学んでいくか

この本は1ページがだいたい4コマに分かれていて、それを順に(1→4)見て行くことによって段階的に英語がわかるようになっています。

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画像は「絵で見る英語1(洋販)」からの引用です。

 

説明のため本文を1ページだけ引用します。

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各コマがうまく関連をもっていて前後を比較することによって英語の意味がわかるようになっています。

一こま目、

You are there.

と話者から離れた一人の人に対して語りかけていますが、

二コマ目では二人に対して、

You are there.

と言っていて、youというのが一人にも二人にも使うということがわかります。

また三コマ目ではthereがhereにかわっていて、thereが遠くのものに使うのに対して、hereは近くのものに使うという事がわかります。

このように、段階的に語や表現の意味がわかっていき、またある言葉に関してはthereとhereのように対照されてでてきます。

 

このコマは始めから数ページのところにあるものですが、この本の始めは

I (私)

You (きみ)

など極めて簡単な語から始まり、除々に長い文章になっていくので、新しい単語が急に意味のわからないようにでてくることがありません。

上のコマのthere, hereも前の方にあらかじめ出てきていて、順にみていればすでに学ばれている単語です。

 単語数

この本は一巻のあと続刊の第二巻があります。(さらに上級もあるよう)

一巻目はおよそ300語、二巻あわせるとおよそ750語になります。

少し前こんな記事を投稿しました。

 

fuchssama.hatenablog.com

 750語という単語数はなにかこの記事に書いた内容とつながるところがありそうですね。

 

なんにせよ出てくるのはそこまで多くないですが、その基本の単語を繰り返し繰り返し見て行くので意味がしっかり身につきます。

また一通り学んだあと、巻末にはワークブックがついていて語や表現が身に付いているか、確かめることができます。

使ってみた感想など

僕は英語より先にドイツ語のほうをざーっと読んでいってだいたい読み終わったので、おもにそっちの感想なのですが、結果をいうと結構学ぶところがありました。

学べるのは上に書いたとおり、”日常的な表現”、つまり会話的なものです。

僕はほとんど文語的なものばかり読んでいるので、新鮮で面白く、新たに覚えた事もありました。

ええ、この語をこんなふうに使うこともあるんだ

みたいな

 

それからこれはまあ参考にならない話かもしれませんが、英語とドイツ語をみくらべると、中身が多少違います。言葉が違うと説明の仕方、順序もかわるということなんでしょう。

英語がさっき書いたように、

I You

から始まっているのに対し、ドイツ語はいきなり、

Ich bin ein Mann.

から始まっています。(英語でいうと I am a man.)

これは英独の違いを表しているようで面白かったです。

自習できるかどうか

独習できるかどうかについてはちょっと判断しかねるところがあります。

西洋語を全く知らない状態だと難しいかもしれない

 

絵で英文を表しているとはいえ、限界があります。

僕はすでに英語もドイツ語も知っている状態で読んでいるのでわかりますが、固定された数枚の絵だけで英文の意味を的確にとらえられるかというのは疑問ではあります。

知識というよりはなにか、推理力みたいなものが問われると思います。

 

うーん、中を知らないとわからないかもしれませんが、上の画像でいうと

人によってはもしかすると

You are there

きみの前に崖がある

とか

きみは立っている

とかいう意味で捉えてしまうかもしれないという話

thereはすでに知っているはずの単語なので、前でてきたときに正しく理解していればここでも正しく理解できるでしょうが、そうとは限らないし、語の意味も一つとは限らないので、どう解釈していいか悩むところも当然でてくるだろうと思われます。

 

まあこれは辞書を全く使わないとすればの話です。

当然ずっと辞書を使わないわけにはいかないでしょうから、ある程度進んだら英英辞典でもひくのがいいのかもしれません。

ドイツ語版では僕もブログのどっかで紹介したランゲンシャイトがすすめられていました。

ランゲンシャイトは色々な言語で出版されています。

英英辞典だとオックスフォードの現代英英辞典がおすすめ

アプリでも第八版がでているようです。 

この辞典は日本人向けに作られたもので、とても使いやすいです。

 

というわけで僕はまったくの初学から使うのではなくて、初歩の文法を一通りやったあとくらいに取り組むと良い効果があるんじゃないかなあと思いました。

おわりに

いつも文とにらめっこしている僕ですが、絵で学ぶとより生きた言葉を学んでいるようで面白かったです。

絵をみながら辞書無しで楽しくすすめられるのが何よりいいです。

かたい文章を読んでいるだけではどうしても抜けてしまうようなところを補えるんじゃないかなと思います。

英語を勉強している方、これからしてみようと思っている方はチェックしてみてください。

 

CD付もあるので、実際に会話に役立てたいという方はそちらを求めるとよいかもしれません。

 

 というわけで、絵で見るシリーズの紹介でした。

楽しく勉強できればなによりいいですね!

では今回はこのへんで、Good Bye!

服がダサすぎて妹から生活指導を受ける兄、今一番イケてるスニーカーを買う

どうもどうも寒さに震えるAnorakです。

このブログをちょっとでも読めば僕の気が狂っているのがわかると思うんですが、こんなになる前はまあ普通の少年でした、実は。

 

何が悪かったか?

始めは音楽が悪かった。

 

音楽っていうのは結構金のかかるものです。

楽器代とか楽譜代とかレッスン費とか

僕はこれらを払うために時間をかけて大変な苦労をしないといけませんでした。(今もしてる)

それに始めはヴァイオリンだけだったのが、ピアノも作曲(正確に言えば和声をはじめとする音楽理論学習)も始めたからレッスンに三つも通う事になってしまいました。

 

金もかかるし、時間もかかる。

それにドイツ音楽の理解のために先生についてドイツ語を始めました。

(こういう経緯ブログに書いていなかった気がする)

先生っていうのが、例のこのブログによくでてくるあの先生です。最近あまり書いてないけど

で、先生について勉強し始めたら今度はそっちの勉強も面白くなってしまった。

 

まあ、という具合に僕の現在の生活スタイルにつながっていくのですが、こうやって毎日課題をこなしていると他のことに手が回らなくなります。

それに課題はこれだけではなく、僕の個人的な取り組みだった諸哲学やらなにやらとまあ色々やっていましたから。

で、そう。こんな状態になるまでは、まあ普通といっていい若者だったと思うのですが、色々お金がかかるのと時間がないのとで、服とか靴とか、もしくは他の娯楽品みたいなものにほとんどお金をかけなくなってしまいました。

 

高校生のときなんかは、まあ僕はおしゃれっていうほどではなかったと思うんですが、少なくとも数ヶ月に一度くらいは服を買っていました。(評判は悪くなかった気がする、友達の母親とかからの笑)

それが年のたつにつれて、段々間隔がひろがっていって、最近などは前に服やら鞄やらを買ってから、4年くらい経っていました。

 

だからズボンはすれにすれて色が変わり、靴は底がすり減って穴があいているし、鞄はへろへろで自立できないという有様。

シャツなんかも破れたのを縫って着ていますからね笑

年中同じ服装の先生に、年中同じ格好をしていると評される始末

僕の場合夏も冬もあまり服装が変わらないのでそういう意味でもあるんですが

そういえば、毎日同じ格好をしているのはアルツハイマーの前兆らしいです。

 

正直にいって僕は二着くらいあって、日ごとに着れればいいやくらいに思っているんですが、母親とか妹とかがことあるごとに

服を買え

とか

靴を買え

とか言ってくる。

終いには買ってやるから選びに行こうと言う。

(どれだけダサいんだよ笑 僕は感覚が麻痺しているのでわかりません)

こうなるとさすがに親不孝な気がしてくるので、仕方あるまい新調しよう・・・

 

よし、長い前置きをおえてここから本編です。

というわけで服、鞄、靴を新調することを決めまして、

遠くに住む妹が帰ってきた時に、買い物につきそってもらいました。

 

妹は

「今一番イケてる靴」を知っている

というんで、それを探しに行きます。

いっておくと僕と妹の会話はほぼすべてが比喩とか誇張とか皮肉とかでなりたっているので、今一番イケてるってのは「かっこよくておすすめ」くらいの意味です。

まあ妹のセンスだとこれが一番ってのもあるだろうけど

 

で、結構探したんですが、妹の言っていた今一番イケてる靴ってのは見つからなくて、第2の「今一番イケてる靴」を買いました。

それがこちら

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NIKEナイキ SB ポートモア キャンバス (のクールグレー)

今一番かはわからないですけど、なかなか格好のいい靴じゃないですか?

 

履くとこんな具合

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 爽やかですね

 

真上から

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横から見るとこんなかんじ

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まあ人それぞれだと思うんですけど、履いた具合は結構いいです。

底が厚めで、クッション性がある感じ

歩き易いと思います。

 

これ履き始めて少し経つんですが、難点はやっぱり、明るい色のスニーカーあるあるですけど、汚れやすいってところですね。

しょうがないですけど

かばいすぎると逆にぎこちなくなって、アスファルトにこすりつけちゃったりするんで、仕方ないと思うしかないでしょう

 

僕ナイキのものを買ったの小学生以来です。

高校生のときとかはコンバースが多かったかな?

最近妹がコンバースを「板はいてるみたい」と評してたんですが、わかりすぎて笑えました

なんか底が固くてぺらぺらなんですよね

それに比べるとこのナイキのスニーカーは履き心地かなりいいと思います。

 

小学生のときはナイキのキャップをかぶってたんですが、

なんか思い出すと懐かしいです。白のキャップでした。

つばは表が黒で、裏が緑だったんですが、かくれんぼとかするときにつばを上げて草にまぎれる保護色として使ってましたねというどうでもいい情報

そのときはキャップの見た目とか気にしてませんでしたけど今みたら結構かっこいいんじゃないかな?

 

今回紹介したNIKE SB ポートモア キャンバスは僕が買ったグレーの他に黒と青なんかがあるみたいです。

新しいスニーカー探してる人チェックしてみてください。

 

というわけで今一番イケてるスニーカーを買った話でした!

で、実は靴だけでなく服や鞄も新しくそろえました。

これまでスラックスにシャツに革靴(笑)みたいな服装が多かったんですが、急に若者然とした格好になってしまいました。

僕服屋で服を選ぶってのがもっとも嫌いなことの一つで、妹まかせにしたんで、結果全力で若作りというかんじ。それはそれでいいかな(なんでもいい)

鞄はもしかしたらそのうち紹介するかもしれません。

 

僕和装で暮らしたいっていう願いがあるんですけど、今回ので一歩遠のきましたね笑

これから4年くらいは同じ服装かな?

ではまた次回4年後「脱洋服!和服買ってみた」でお会いしましょう。

ごきげんよう

しいたけさんことわっとさんから本が届いた。

今晩は寒うございますね、Anorakです。

 

先日ツイッターにてこのようなつぶやきをしたところ、しいたけさんことわっとさん(id:watto)から返信があった。

 

 

 このリンクの先はこの記事でわざわざさらした僕の汚い本棚の写真である。

fuchssama.hatenablog.com

 

で、僕はこう返した。

 

一件落着した。

 

 

・・・と思った。

 次の日僕はこの記事を投稿した。

fuchssama.hatenablog.com

 

するとわっとさんがはてブ(はてなブックマーク)をつけてくれたのだが、そこにこうコメントがあった。

 内容についてどうこういう前にわっとさんの口調の変化に僕は恐怖した。この人本当にあのブログを書いている人?ガタガタ

わっとさんのブログ↓

www.watto.nagoya

 

これについて、あるいはわっとさんについての言及はあとにまわすとして、僕はこう返した。

 偏屈を具現化したのが僕である。

ただこれは詭弁でもなんでもない、事実である。

 

すると慈善を具現化したわっとさんからこう返事がくる。

 

「であ」という副詞か接続詞かを僕は知らないが、これは打ち間違いか、それとも方言か

まあ意味としては「というのは」というのだろう。

”読まずに鑑賞して楽しんでいただきたく”というので、僕はこう返した。

・・・なんとなく押し負けた気がする。 

 

で、届いたのがこちら

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岡倉天心の「茶の本」の原本である。Kakuzoというのは覺三で、天心の本名である。

 天心は生前主に本名で活動したらしい。

 

天心のことを僕は知らないが、

前に音楽取調掛か東京美術学校日本美術院か、なにかにかかわって、音楽史か美術史かで触れたのだろうと思う。

天心関連の書籍を図書館で読んだ記憶がある。

その時何を読んだか、本当に僕の頭の働きは粗末なものだが、ほとんど覚えておらず、はっきり覚えているのは天心が馬に乗っている姿(写真)と、天心の不恰好といっていい右肩下がりの筆跡である。

右肩下がりといえば、美術関連の古本に右肩下がりで天心の筆跡によく似た書き込みを二度ほど見たことがあるが、美術を勉強している人が憧れに、真似をすることがあるのかもしれない。

・・・とにかくその時ほしい物リストにこれを入れたらしい。

 

 

僕はこの本を読まずに鑑賞するので、書かれている内容について書くことは避けたいが、なんとなく眺めていて諸君の参考になりそうなことを少しだけ書いておく。

 

初版については

,,,originally published by Fox, Duffield and Company in 1906.

 と書かれているこの部分がなんとなう参考になりそうな気が眺めていてする。

この本自体はNewYorkのDover Publications, Incが1964年に出したものらしい。

 

この本(の内容)がどういうものか、というのは裏表紙にあるこのあたりが要して表していそうな気がする。

Okakura exhibits the distinctive "personality" of the East through the philisophy of Teaism and the ancient Japanese tea ceremony.

 

 また天心の英語については

Okakura's English style was graceful, yet exceptionally clear and precise, and this book is one of the most delightful essay-volumes in the English language.

 というこのあたりが眺めたい気持ちを高めてくれそうな気がする。

 

 参考にこの本の目次を記しておく

 

CONTENTS

Ⅰ. The Cup of Humanity

Ⅱ. The Schools of Tea

Ⅲ. Taoism and Zennism

Ⅳ. The Tea-Room

Ⅴ. Art Appreciation

Ⅵ. Flowers

Ⅶ. Tea-Masters

Afterword

 

The Cup of Humanityという章から始まるのが面白いと思いそうな感じだ

(おそらく)茶道の先生をtea-masterというのも

この本には本文の前に編者のE.F.BleilerのIntroductionがついている

 

というわけでわっとさんから茶の本が届いた。

本当にありがとうございました。

茶の本に興味のある人は日本語訳が沢山でているのでチェックしてみてください。

 講談社学術文庫は英日語が収録されているよう

 

 

わっとさんについて

しいたげられたしいたけさんことわっとさん

・・・こととといっても、僕はしいたけとわっととどちらが主なのか知らないが、その人のブログを拝見するようになったのはつい最近のことである。

ブログへのリンクは上に貼った。

 

これを書くとあるいは失礼かもしれないが、僕がわっとさんを初めて確認したのは例の「互助会事件」の時であった。

あの互助会ランキングのたしか上位のほうにしいたけマークがランクインしていた(笑)

ここで互助会について、あるいはあの事件についてあれこれ書くのは控えるとして、まあ別にランクインしていたからといってどうということもない。

とにかく、あのランキングでわっとさんのしいたけ姿を初めて確認したのだった。

 

わっとさんといえば、おそらくこの活動が原因で互助会ランキング入りしたのだが、はてブはてなスターtwitterのいいね♥などの連続投下、本人が「援護射撃」と称していたので、僕は「わっと砲」と呼んでいるが、そのわっと砲がある。

わっとさんのネットアクティブというか活動力はすごすぎるところがある。

 

僕は2016年の2月にこのブログを初めて以来、まあ始めのころは他のブログも結構見ていたが、途中からはほとんど無見無言の作業を続けていたので、このブログは他のブログとのつながりがあまりなかった。

それでも最近はどうか、むしろ書き方としては前の方がよい面もありそうだが、音楽等に特化していたので、PV(ページビュー)などはたぶんこのブログの読者さまが思っているより伸長している。

ただ、互助会事件以来、はてな自体がブログ同士のつながりを積極的に切る措置をとっていったので、ますますこのブログは検索流入主体になっていった。

 

・・・そういや去年の一時期やりとりしていた「ますもと」くんというブロガーがいたが、あるとき彼の痕跡はネット上から一切消えてしまった。ますもとくん元気かな

 

僕がブログについてどういう目的、目標があるかということはブログにほとんど書いていないが、とにかく続けることだけは確かなので、長く続けるということを考えた時に、検索のみ頼りとするよりは読者さまあるいは読者さまの属するSNS、あるいははてな自体とつながりを強くしておいたほうがよいという考えに至った。

実際、はてながHPを改変してからも人気のあるブロガーは変わらず人気があり、またはてなブックマーク界においても活躍している。一方このブログの拡散力は落ちた。

その状況の中で僕は他のブロガーがどういうことを書いて、どういう動きをして、どういう反応が外部からあるかということが気になりだした。

 

・・・まてまてこれでは長くなる笑

細かいところは省略するとして、

結局、ブログを色々見ていて、わっとさんを発見したわけである。

 

わっとさんのブログは僕にとって結構な驚きだった。

何が驚きか書くとまた長くなるので、短くかくけれど、

専門的、複雑、雑多

こんなところである。時に学問的でもある。

比肩しようとするわけではないが、僕のブログもそんなものである。

しかし、読者の反応が違う。

わっとさんのブログは結構人気らしい。このブログは閑古鳥が鳴いている。

 

閑古鳥が鳴いているのも僕は好きだが、ブログとしてはいただけない。

だから密かに、私淑している。これで密かではなくなったが。

僕が音楽のことを詳しく書いても、

長くて難しくてわからない

という反応が返ってくるか、そもそも読まれないかのどちらかである。

実に難しい。

 

 

 

僕の英語力について

わっとさんから矛盾をつかれた僕の英語について少し書く

これは読まなくていい話なので、暇な人だけお読みください。

 

 僕は一年半前程、ブログを始めてひと月程でこんな記事を投稿した。

fuchssama.hatenablog.com

 この記事以降英語の学習に関する記事が幾記事か続くが、そこには、恐れ多くも、はっきり僕が英語を「読める」という書き方をしている。

 

一つ目の弁明としては(笑)、この記事にもあるように英語系の記事の人気があったこと。それをみて英語について書けば効果があるかもしれないと思い書いたわけである。

書き方をみてもわかるが、今と全然違って、ブログの書き方を試行錯誤している最中なのである。もちろん今も迷走はしている。

嘘は書いていない・・・と思う。一連の記事に書いてある事はおおよそ僕の本心と経験である、はず。

 

二つ目の弁明は

この「読める」ということが視点によって異なるということである。

第一読めるとはなんのことを言うのか、まあこういう細かいことを問わないのがネット文化であるが、

英語が読めない人にとってみれば僕は英語が読める人だと思う。

英語が読める人にとってみれば僕は英語が読めない人だと思う。

これである。

僕は英語圏に言った事がないからなんとも言えないが、おそらく旅行にいって日常的な会話をしたり、表記を読んだりするくらいは多少は間違うだろうが、だいたい問題無くできると思う。

ただそれがたとえば「イギリスの法についての英文を読み、汝の意見を正確な英語で述べよ」と言われたら、問題ありまくりであろう。

「読める」というのが、どこから読めるといって、どこから読めないというのか、これがはっきりしない。

 

ぐだぐだ言うのはこのくらいにして、

僕の英語力というのはそのくらいの貧しいものだということである。

でもだから英語を読むのである。わからないから学ぶんでしょう?

 

はいおわり!

そうでもついでに書いておくと、

僕がなにについても途中だからこそできることがあるんじゃないかなーという気がする。

ブログとかウェブ上の記事ってだいたいが上の僕の英語記事みたいに、

出来る人が出来ない人に教える

とか

知っている人が知らない人に教える

という形式だと思うんだけれど、

出来ない人が出来ない人と学ぶ

っていうのがあっても面白いんじゃないかなと思う。

それだと読む人も完全な受け身じゃなくて積極的な姿勢を持てると思うし

そっちの方が見につきかたもいいだろう。

 

ごちゃごちゃと書いてしまったけれど今回はこの辺で、

最後にわっとさん本当にありがとうございました。

「フーガ」を送ってくれた方も本当にありがとう。↓

fuchssama.hatenablog.com

 

なんか

記事が長い!

っていう声がもう聞こえている・・・

それではとっととさようなら

冬場の乾燥肌、かゆみ対策に エルバビーバ オーガニックベビーバターをレビュー

 どうも肌の砂漠化進行中のAnorakです。

冬になるまでもなく、秋が深まるともう、すぐ肌が乾燥してきます。

これってなぜなんですかね、太陽熱が弱まることによる水の蒸発量減少と、落葉による蒸散量の減少のせい?

 

まあとにかく今もう肌が乾燥の影響を受け初めています。

洗顔や入浴後にまず大きな変化があるんですが、もうぎしぎしするというか、潤いがないから柔軟性がないというか、とにかくつっぱります。そして顔面が痛い。

 

人によっては全く問題ないという人もいるんでしょうが、僕は季節の変動に大きな影響を受けてしまいます。

エルバビーバ オーガニックベビーバターをレビュー

 それでその対策のひとつとして少し前にチェストバームを紹介しました。

 ↓

fuchssama.hatenablog.com

 

まあこれだけで充分冬の乾燥を乗り切ることができるとは思うんですが、この記事にも書いたように、店員さんが、

 

チェストバームは~↑テクスチャーが硬めなので~↑

全身の保湿には~↑冬場に売られる~↑ベビーバターがおすすめですぅ↑

※↑は声の調子が高くなることを表す。

 

といっていたので

ほう、それは買うしかない

とコマーシャルにまんまとひっかかって購入しました。

ところでテクスチャー(texture)という難しい言葉が口から出てましたけど、これ化粧品業界の専門用語なんですか?

 

まあただ、そのころ僕はAmazon様の下僕と化していたので、アマゾンに注文しました。

 ↓この記事の石けんと一緒にベビーバターを注文しました。(写真に写っています)

fuchssama.hatenablog.com

ベビーバター開封

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見た目はほとんどチェストバームと変りませんね。

マークがちょっと違うか、巨大なあひるに赤ちゃんが乗っています。

 

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開封前は(おそらく)アルミ箔がついています。

 

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中身はチェストバームよりちょっと白っぽい感じ

うーん、いかにもテクスチャーのよさそうな見た目だ

 

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瓶に入った状態では横に倒してもまったく流れ出ません。

テクスチャーは大丈夫ですかね

 

手にとってみます。

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手に取ったときのテクスチャーはそんなに柔らかくありません。

ただチェストバームと比べるとやっぱり滑らかな感じはすでにあります。

 

ちょっと伸ばしてみます。

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おお、体温でとけるとバターというだけあって、しっとり滑らかに伸びる感じです。

手にとってとかしてから顔など乾燥の気になるところに塗るといいみたいですね。

エルバビーバ オーガニックベビーバターの成分

チェストバームの記事でも書きましたが、エルバビーバの製品は基本的にオーガニックにこだわったものみたいで、このベビーバターもUSDAというアメリカのオーガニック認証機関の認証を受けています。

この認証は食品基準の審査があって、全成分の95%がオーガニック成分でないと取得できないそうです。

 

全成分は以下

ヒマワリ種子油*、カカオ脂*、ミツロウ*、ラベンダー油*、ローズマリー葉エキス*、ローマカミツレ花油*
(*はオーガニック認証成分)

 

全成分がオーガニック認証成分ですね。

USDAを取得しているものは口に入れても問題ないほど安全なようで、赤ちゃんにも安心して使えるみたいです。

まあ名前からしてわかりますが、赤ちゃん向けの商品でもあります。

 

香りは、ラベンダー精油の香りが強く感じられます。

チェストバターのほうはすーっとする柑橘系の匂いでしたが、こちらはラベンダーとローズマリーカモミールで甘めの優しい香りがします。

ローズマリーはどちらかというと目の覚めるような匂いですが、前面にでて強く香ってはいないと思います。

塗った後はカカオバターの香りが強く感じられました。

効果効能

これは僕がハーブについて書くもので、エルバビーバ ベビーバターの効能を保障するものではありませんが、使われている成分からこれらの効果が期待できそうというもの

 

・ラベンダー

抗うつ、抗神経障害、沈静、消炎など

気分をリラックスさせます。またラベンダーの精油は細胞を活性化させ、皮脂の分泌を整えてくれます。

 

↓ラベンダーの効能についてはこの記事でも書きました。

fuchssama.hatenablog.com

 

ローズマリー

収斂、頭脳明晰化、鎮痛、リウマチなど

頭脳を明晰にし、記憶力を高めるといわれているハーブですね。(うれしい)

また収斂(シュウレン)作用に優れていて、皮膚をひきしめ、むくみを解消する働きがあるようです。

 

ローマンカモミール

ストレス解消、不眠など

甘い香りで不安や緊張を取り除きます。

一般に使われることの多いジャーマンカモミールと香りの性質がやや異なるようで、ジャーマンカモミールにあるような抗炎症作用は期待できないようです。

またカモミールは菊科なので、菊科アレルギーを持つ人は注意が必要。

 

カカオバターやミツロウなどの油脂は保湿成分ですね。

ひまわりの種子油はリノール酸を多く含み、保湿に、また抗炎症作用がありニキビなどにも効果が期待できるようです。

おわりに

店員さんが言っていたとおり、ベビーバターはチェストバームよりも滑らかで心地よいテクスチャーを持っておりました。

体温ですーっと伸びるので、顔や手に限らず、肘やかかと、髪や唇、爪先など乾燥の気になるところにはどこにでも使えそうです。

オーガニック認証されている製品なので、赤ちゃんのスキンケアや僕みたいな敏感肌の人にもよさそうです。

 

というわけでエルバビーバのオーガニックベビーバターをレビューしてみました。

アマゾンなどでも販売しているので、気になった方はチェックしてみてください。

 

ではまた次回のスキンケア記事でお会いしましょう。

さようなら

(textureはtext(テキスト 織られたものの意)とかかわりのある語で、織物などの手触りを表します。)

フランス語は約800語覚えると中級読本の約85%の単語を知っていることになるらしい

どうもフランス語入門中のAnorakです。

 

fuchssama.hatenablog.com

 この記事で朝倉フランス基本単語集というのを紹介しました。

これ↓

 記事の中では桃色が入った表紙の版を紹介しましたが、こちらが最新のもののようです。2010年に新装版としてでたようですが、すでに出版終了?もしかすると大きな書店なんかではあるかもしれませんが。

 

 で、僕はこの記事で書いたようにフランス語初心者なんですが、

fuchssama.hatenablog.com

 語学の初心者の一番の問題といえば、やっぱりたくさんの単語を記憶しないといけないことですよね。

まあそれで、めんどうだけどやるしかないな~、と上の単語集を開いたわけです。

すると前書き、というかこの本をどう作ったかというもので、レポートといっていいものですが、これに面白いことが書いてありました。

今日はその話

国語学習初級で必要な単語数はどのくらい?

上の本のような基本単語集というのは外国語を学び始めた人がまず覚えるべき重要な単語を集めたものです。

その単語の選定のために使用頻度というのが問題になりますが、朝倉大先生によるとこの単語集は科学的研究に基づいているらしい。

科学的選定による単語集

以下は朝倉フランス基本単語集のまえがきに載っている情報

1, A French Word Book(1927)

Vander Beke(アメリカ)の研究

延語数150万余りから使用回数に従って6069語を選び、各々の単語が何冊の本に何回用いられたかを記したもの

2,Le Français élémentaire(1954)

フランス文部省による

会話の録音(延語数約30万)から選び基本単語1374語を定めたもの

 3,Dictionnaire fondamental de la langue française(1958)

G. Gougenheimが2の調査資料にもとづき、さらに1をも参照したうえで記したもの

 

朝倉フランス基本単語集はこれらの資料に最低限度の修正を施してできたもののようです。

(a) 上記2の1374語はすべて収録

(b) 上記1の最初の2069語は13語を除きすべて収録

(c) 他関連資料、上記3 などによって約40語、国名8語を付加

 

というつくりなわけです。

この単語集は全部で2400語収録されているんですが、さらに重要単語を2段階に分けています。

もっとも重要なもの77語は色刷り+◆

上記1の使用回数1~1000までのうち上記2にも収録されているもの715語は色刷り

実際、本の単語の何%を占めるか

アメリカのJ.D.HaygoodのLe Vocabulaire fondamental du français(1936)という本にはVander Beke(上記1)の基本単語2069語が普通の読み物に現れる単語の何パーセントを占めるか、5冊の本について調査した結果が載っています。

 

最初の69語 62~54%

569語 82~75%

1069語 88~82%

1569語 90~85%

2069語 92~87%

 

で、朝倉フランス基本単語集に収録されている単語についても調査したようです。

調査方法は中級読本三冊

Ⅰ. Maupassant: La premiére neige.

Ⅱ. Gide: La Symphonie pastorale.

Ⅲ.Daudet: La derniére classe.

 

ドーデの最後の授業というと、ずっと前この記事で紹介しました。

fuchssama.hatenablog.com

 

この三冊のうち1ページを選び、

◆+色刷り

色刷り

その他

の三段階で、何回出てくるか調査したようです。

収録されていてもこれらの文に当てはまる意味が単語集にない場合は数えなかったよう

 

そして段階ごとの%が以下(左からⅠ、Ⅱ、Ⅲ)

◆+色刷り 52% 58% 52%

色刷り 84% 87% 86%

その他を含めた全単語 91% 95% 90%

 

面白いのが、%の変化率で、

715→全単語では5%ほどしか上がらないのに対して、

77→715では30%も上がっているところです。

 

800語ほど覚えてしまえば文全体の85%は知っていることになる・・・これなかなか面白い調査結果だと思います。

基本の800語が文の85%を構成している、逆にいえば残りの15%で全ての文の差が生まれている・・・

おわりに

これは科学的な選定法による単語集、しかもフランス語の場合の話で、他の外国語にもそのまま当てはまる、というのではないです。

が、基本単語約800語が文の約85%を占めるというのはだいたい他の言葉にもあてはまるんじゃないかなーと、これはただの僕の勘ですが、思います。

英語もドイツ語も単語集で単語を暗記するというのはやったことがありますが、どれも全部で二千何百語という規模でしたから、そのくらいが初級の規模なんでしょう。

 

となってくると、その2000ほどの基本単語のうちさらに重要な、全体の85%を占める約800語を差別してあるか、というのが単語集を選ぶときのポイントになりそうですね。

そもそもどのように単語を選んでいるか、がまず重要ですが。(この点朝倉大先生の本は信頼できる)

 

そう、まあこの調査結果が面白いと思うかどうかはそれぞれの感じ方によりますでしょうが、僕はこの800語で85%というのを見て、

ああ、800語ならめんどうだけどなんとか覚えられるかな

と思ったんです。

語学は始めが一番めんどうで、一番難しいですからね。

85%知っていれば残りの15%位は「辞書ひいてやってもいい」ですよね笑

 

フランス語始めたて、という人がいればこの単語集はおすすめできます。

Le Français élémentaireは会話から選んだもののようですから、会話のためにも大いに役立つでしょう。

 

というわけで、外国語と単語のお話でした。

新たに外国語を始めて、単語を暗記しようと思ったら

まず必要なのは約800語(ただしよく吟味して選び出されたもの)

というのが今回の結論

少しでも外国語の勉強に絶望している人の励みになったらいいかな

入門者のみなさん、一緒にお勉強がんばりましょう!

では今回はこのへんで、Au revoir