当ブログは移転しました。

きつねの音楽話

老人性古本症候群を患った若者の徘徊ブログ

ベートーベンをちゃんと聴いてみることにした。「悲愴」を分析する

どうもこんにちは、きつねです。

僕ベートベン聴いたことないわけじゃあないんですけれどね、普段あんまり聴きません。

何故か?

重いから笑

 

一緒にベートーベンと仲良くしましょう

f:id:fuchssama:20160404000157j:plain

 

僕別にベートーベン嫌いなわけではなくて、なんとなくそりが合わないというか、ものすごいんですよね、自己主張が。

それでいっつも話すのがめんどうな人をこっそり避けるように、なんとなく無視して来たのですが、さすがに「楽聖」とまで呼ばれる人の音楽をいつまでも避けるわけにいかないので、(しかたないので)聴いてみましょう。

ついでにみなさんもベートーベン入門しましょう。

ベートーベンといえば

ベートーベンの音楽を代表するジャンルがあります。

それが

  1. ピアノソナタ(32曲)
  2. 弦楽四重奏(16曲)
  3. 交響曲(9曲)

です。

ですからとりあえずこの57曲を制覇すればベートーベンのノルマは達成というわけです。

いや実際この曲全て聴いたら、人生変わること間違いなしですね笑

僕は全部は聴いていないですけれどそれは断言できます。

僕も今から楽しみです。

始めに聴くのは

じゃじゃじゃじゃーんは凄い重さだから後回しにするとして、ピアノソナタの有名どころからあたるのが適当でしょう。

 

というわけで「ピアノソナタ第8番”悲愴”」を聴いてみます。

ソナタ等わからない方はカテゴリの”音楽”にある記事を参照してください。

ピアノソナタ第8番”悲愴”

原題は「Klaviersonate Nr. 8 c-Moll "Grande Sonate pathétique"」でこの副題はベートーベン自身がつけたものみたいですね。

 

じゃあ聴いてみましょう。


ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第8番 「悲愴」 バックハウス Beethoven: Piano Sonata No.8〈Patheyique〉

 

第一楽章

冒頭からとっても重たい・・・

f:id:fuchssama:20160404002803j:plain

みてくださいこの冒頭の和音

こういうギュッとつまったのを密集配分といいます。

 

冒頭は”序奏”ですね。

しばらくしてアレグロになります。

f:id:fuchssama:20160404004017j:plain

 

 

1:43くらいから第二主題みたいですね

第一主題よりは静か左手がトレモロからギャラント的に変わっています。

f:id:fuchssama:20160404004025j:plain

 

2:19あたりから音楽が変わりますね。

提示部の最後の方はなんだか可なり楽しい様子ですが、すぐ狂ったように怒鳴りだした・・・

そしてまた序奏的なゆっくりした音楽に

またアレグロにかわって、第一主題の変形が出てきます。

 

4:12再現部

5:41またゆっくりに

そしてまた速くなりお終い

 

序奏→提示部→序奏的な部分→展開部→再現部→序奏的な部分→おまけのアレグロ

という変わった形式でした。

 

第二楽章

あ!これ有名なやつだ笑

これは良い音楽だ・・・涙が(笑)

f:id:fuchssama:20160404005815j:plain

これは冒頭の主題が回帰するロンド形式のようですね。

まあほかの説明はいらないでしょう。

 

第三楽章

最後は定石通りロンド

この主題はなんともいえないですね。第一楽章の第二主題が元になっているよう。

f:id:fuchssama:20160404012211j:plain

 

本当に色々な音形が次々に登場しますね

 

最後の最後15:30位にでてくる主題が慰めに入るかと思いきや、いっきに終幕・・・

 

 

そうですね。これはとりあえず第二楽章を楽しむということで・・・

ですがこれでベートーベンと友達になるきっかけをつくることができました。

 

まあこんな調子でまた気が向いたらベートーベンを聴いてみようかと思います。

ベートーベンは以前以下の記事でも聴いてみました。

そろそろ春なので春らしい曲を聴く - きつねの音楽話

 

”悲愴”よりはスプリングソナタの方が聴きやすいでしょうか。

僕は聴きにくい音楽をひたすら聴いているので感覚がマヒしてそのへんが今やよくわかりません。

 

次は「月光」か「熱情」あたりでしょうか。

いま「熱情」をちょっときいてみたのですが、あまりの熱情ぶりにちょっとふきだしてしまいました。

ベートーベンの感情の起伏の激しさは人類一に違いない・・・