きつねの音楽話

老人性古本症候群を患った若者の徘徊ブログ

読書の秋に読みたい?最近買った本を紹介(宮沢賢治他)

今週のお題「読書の秋」

 

今週のお題が読書の秋というので、今記事を書かずにいつ書くやと珍しく連続更新しております。

ほこりにまみれたAnorakです。

 

fuchssama.hatenablog.com

 この記事で買いだめた古本に手入れすることを書きました。

今回も恐ろしや、あっという間に本の入った袋が塔を成したので、その開封の儀をぜひ皆さんに見てもらおうというおしつけ企画です。

 

最近買った本を紹介

部屋が散らかっているとどうもやる気も起きないし、作業もしにくいので、軽く片付けてからにしよう

というので、

窓をあけてたまったほこり臭い空気を新しくする

棚をはたく

床を掃除する

シーツを洗濯する

僕はいつの間にかシーツを三枚使っています。

敷布団にかぶせるのが一枚その上に一枚、頭のところに枕代わりのタオルを一枚

僕は首まわりがどうも弱くて合う枕がないので、枕は使いません。

はい終り掃除終りで一日を終わらせたいところに、古本が待っている・・・

 

ためた古本というのはなかなか手ごわいもので、

まず新品とは違って汚れていらっしゃるので、磨く必要があること、

そして僕の場合は蔵書印と日付をつけること、

という手間が発生します。

わざわざ汚い本を買ってきて、気を重くしているとはなんとおろかなるや。

 

まあ部屋がきれいになったところで古本さまに登場していただきましょう。

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ちょっと周りに余計なものが移っていますが、ご了承ください。

僕の部屋にこの机以上に広い空間はございません。

左の布は隠しです。

 

いやそれはいいとして今度の量はすごいものです。

一つずつ開いて掃除して日付を書いて、全部終わるのに二時間くらいかかった気がします。

数えてみると全部で32冊ありました。

全部詳しく紹介していると時間がかかりすぎるので、一部を紹介します。

 

・大岡昇平のもの

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前の記事でも大岡昇平の俘虜記を紹介しましたが、その後数冊当時出版された古いものを見つけました。

何故か、同じ作家のものが同時期に手に入ることがあります。

この場合はおそらくもともと同じ人の下にあったのでしょうが

あるいは古本屋の人が僕を狙い撃ちしている可能性もあります。笑

これ最近よく思うんですが、いくとだいたい僕好みのものがちゃんとおいてあります。

あとこの現象については、前にも書いたような気がしますが、人間の心の働きによるところがあると僕は考えていますが、難しいので書きません。

 

ザルツブルクの小枝というのはスタンダールの有名な「恋愛の結晶作用」という美しい比喩からとっているんでしょう。→『恋愛論

SalzburgのSalzは塩(英 salt)のことですが、実際に塩のとれるところで、ザルツブルクの塩坑に枝をおいておくと塩の結晶がついてまるで宝石のようになるらしい。

スタンダールは恋愛の心理をこのザルツブルクの小枝に喩えたわけです。

 

・風の又三郎

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おなじみ宮沢賢治の作品です。

みなさんは宮沢賢治のものを読んだことがありますか?

学校の教科書に必ず出てくるので何かは読んだことがあるでしょうが

僕はたまに何か短いものをひとつふたつ読みますが、ああいう豊かな時間というのは特別のもので他では得られません。

先生が前に宮沢賢治を全く独創的と評しながら、「やはり一種気狂い」だと笑いながら言っていました。

気狂いというと悪くいうようですが、実はそうでなくて、そういわざるを得ないのです。ああいうものが書けるというのは他からすると理解のしようがないのです。

並の精神ではうまれてこない作品です。

 

 銀河鉄道の夜はやや長めの作品ですが、素晴らしいものです。

短くて読みやすいものを読みたい方は「注文の多い料理店」がおすすめかな?

 

・朝倉フランス基本単語集

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 フランス語の単語帳です。

僕はこれまで英語もドイツ語も勉強し始めて間もない頃に単語を無理矢理つめこむという作業をしています。

単語の暗記というのはもっとも面倒でつまらないものですが、始めはある程度無理矢理覚えてもいいんじゃないかと思います。

文を読んでも辞書をひいてばかりになりますからね

 

この単語帳は2400語収録されていて、親切にも使用頻度の高いものは赤字で初心者が使いやすいようになっています。

ドイツ語の単語を覚えたときはたしか2200位をまず覚えたので二千くらい覚えればまずいいのかもしれません。

 

またこの段階がやってきたのか・・・

と始める前から苦しいですが頑張ります。

 

 これはいま新版が出版されているようです。

 

・アルプス登攀記

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マッターホルン初登攀に成功したウィンパーの書いた登山の記録

旧版が手に入らないかとしばらく探していたのですが、ようやく手に入れました。

岩波文庫は多くが昭和三十年代に改版しているのですが、そういうものの旧版はやや手に入りにくいです。

 

ウィンパーの文章は確か前どこかで紹介した、僕の持っている有名な登山家のエッセイを集めた本にも載っています。

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登山家の心理というのはなかなか理解しがたく興味深いものです。

そこに山があるから登る

というのですが笑

 岩波文庫のアルプス登攀記 はいま絶版みたいですね。

 

 

今回手入れした本はまだまだあるのですが、長くなるのでこのくらいにしておきます。

紹介したい本はまた別に記事を書いて紹介するかもしれません。

 

というわけで最近買った本でした。

読書の秋というので、すこしゆっくり本を読みたいですね。

今回紹介したものでは、他はわかりませんが(笑)、宮沢賢治のものは皆さんにおすすめできると思います。

読んだことがない人は時間があれば是非読んでみてください。