2016-08-15 時代遅れが時代遅れでなくなる瞬間 きつねの話 きつねの話-日常 僕は髪を切るのがどうも苦手で、いつも先延ばしにしてしまうのだが、少し前決心して髪を切りに行って来た。 そういうところでは客の入り具合やらなにやらで、例の雨合羽みたいなのをかぶせられたまま待たされることがある。 僕は鏡の前に用意されるような雑誌はほとんど読まないから、待たされるときのために何か本を一冊持つようにしている。 僕は用心深いのだった。 続きを読む