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きつねの音楽話

老人性古本症候群を患った若者の徘徊ブログ

2016-01-01から1年間の記事一覧

地下通路で人の心が失われる現象について

僕についてはどちらかというと、勉学というより徘徊のしかたを習いに行っているといったほうがよい。 街には面白い場所が点々とあってその間を渡り歩く。 その徘徊先のひとつにそば屋があるが、 そのそば屋へ行くには、駅からまっすぐ伸びた地下通路をひたす…

【人類最高の芸術作品】ベートーヴェンの第九交響曲から「喜びの歌」をドイツ語で味わう

年末といえばベートーヴェンの交響曲第九番、いわゆる第九(ダイク)が演奏されますが、その中心をなすのが第四楽章の合唱の部分です。 普通交響曲は器楽のみの場合が多いですが、ベートーヴェンはこの最後の交響曲にシラーの頌歌「歓喜に寄す」による終結合唱…

【人気曲】フランス・その他の交響曲と名盤まとめ

フランスロマン派の作曲家を中心に特に標題的な交響曲とその名盤を集めました。

クリスマスの歌「おお、もみの木よ」を聴く

クリスマスの定番「おお、もみの木よ」を聴く。動画&ドイツ語の歌詞(カタカナ読付)と意味の解説つき

クラシック初心者がまず聴きたい、おすすめの交響曲&名盤まとめ

代表的な交響曲作曲家とおすすめの交響曲、そして名盤をまとめました。 交響曲を聴くのに役立つ、交響曲の形式の解説つき

原作「不思議の国のアリス」のすすめ

ディズニーで有名な”アリス”ですが、原作を読んだことがない人が意外と多い? 「不思議の国のアリス」の著者、あらすじ、キャラクター、挿絵、おすすめの翻訳、英語本を紹介します。

【天才】青年モーツァルトの協奏曲を聴く(古典派協奏曲の様式について)

モーツァルトの協奏曲を聴く。 前半は古典派協奏曲の成立ちと特徴について。 後半はファゴット協奏曲、ヴァイオリン協奏曲第3番、ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」を分析してその形式を確認します。

バッハのヴァイオリン協奏曲を聴く(バロック協奏曲の様式について)

バッハのヴァイオリン協奏曲を聴く。 前半は通奏低音、バロック協奏曲、リトルネロ形式について、後半はバッハのヴァイオリン協奏曲を簡単に分析してみます。

怠けものの僕が、勉強したくない時になんとか勉強し始める3つの方法

僕は幼いころから机に向かって勉強するというのが大嫌いで、勉強しなくてもついていかれる頃はまだよかったが、段々学校の勉強が難しくなってくるといよいよどうしようもなくなってきた。 それでも勉強しなかった。

「幸福な王子」は英語のリーディングにも子供の読書にもおすすめ

最近暗誦の訓練だけはしていたんですが、まとまった英語を読んでいないなあと思って、積読コーナーの前で何か読めそうなものはないかと探しておりました。 迂闊にシェイクスピアなどとってしまうと大変なことになるので、そういう難しそうなのはさけて、なる…

本が読めない人について、きのこ採りに行って考えた話

今度旅へ行った時にきのこを採った。 山へ水を汲みに行ったときに偶然なっているのを見つけたのと、別の日にきのこ目的であたりを散歩した。 といっても僕はきのこを見分けられない。

〇英英〇辞典にすると旅行カバンが軽くなることを発見した(今度の旅について)

大きな川のある街へ行った。 その日はちょうど長月の十五夜で、日没後の冷えた堤防の上を歩いていると、満月こそその翌日なれ、ほぼ真円の明るい月が煌々として眼下の川面を照らしていた。

”友達”がわからない人の、友情についての話

今週のお題「買い物」 少し前、先生と徘徊していてシューベルトの「冬の旅」のCDが安く売っているのをみつけた。 歌はフィッシャー=ディースカウである。 僕はこのところシューベルトに少し興味を持っていたから、ちょうどよいと思って久々にCDを買った。 C…

郷愁を誘う歌。シューベルトの冬の旅から「菩提樹」をドイツ語で味わう

菩提樹の歌詞を原詩のドイツ語(カタカナ読付)と日本語で紹介。原詩を解説します。動画あり

社会で成功するには卑怯者でなければならないのか(二葉亭四迷の「浮雲」を読む)

前回の『漱石の「草枕」を読む』を読むからやや時間がたち、まあその間に読書に関する記事をふたつほど書きましたが、今回はどこかで書いたとおり二葉亭四迷の「浮雲」について書きます。 二葉亭四迷というと、学校でならったときにその名前が「くたばつてし…

難しいベートーベンの音楽も形式を把握して聴けばこんなに面白い(ピアノソナタ第10番を聴く)

fuchssama.hatenablog.com 前回この記事でソナタ形式の基本的な構造について説明しました。 というわけで、まだ上の記事を読んでいない方はまず読んでからこの記事を読むことをおすすめします。 今回は前回、記事の長さとか、書くのに疲れたとかまあ色々理由…

ソナタ形式がわかればクラシック音楽は格段に面白くなる!(ソナタ形式の解説)

fuchssama.hatenablog.com 前にこの記事で、クラシック音楽を聴くときに注目すべきことをいくらか紹介しました。 この記事では主に曲の内部の構造、言い換えれば和声や細かい技法について書きましたが、曲にはもう少し離れて遠目で見た時にみえる外側の構造…

暇で退屈な毎日を面白くするおすすめの趣味11(+1)選

趣味ができると日常が楽しくなります。 毎日暇でしょうがないという人のために。

本を読むとき”隠れた繋がり”をたどると面白いよという話(本の読み方の提案)

実際本を読むということは、紙面の文にあたるということだけでなく、その紙面を目の前にもってくる、もってくるためにどこかで調達してくる、調達する本を選ぶなど、普段考えるより複雑なことだといえます。 その一助となるように以前この記事を書きました。…

これは本当にいい歌・・・シューベルトの「楽に寄す」をドイツ語で味わう

詩の意味を解説します。動画&ドイツ語原詩とそのカタカナ読み付

本棚の整理をして蔵書目録を作ると読書が捗るよ!

どうも本のごったがえした自室から隣の空き部屋に移りつつあるきつねです。 やっぱり広くて綺麗な部屋のほうが精神衛生によいですね。 僕の部屋は掃除しても掃除しても綺麗になりません。 というのはものが多すぎるからなんですね。捨てられない人間です。 …

人の世は住みにくいと思う人は読んでみるとよいかもしれない(漱石の「草枕」を読む)

fuchssama.hatenablog.com 前回の山登りの話は一応独立させはしましたけれど、僕の中ではちょっと面白い繋がりがありました。というのも『一葉の「たけくらべ」を読む』で書いた通り漱石の「草枕」を読んでいたからです。 まあ無理に繋げる必要もないのです…

勉強の息抜きは”登山”がいいようだ。

例の台風が大雨を降らせて各地の川を氾濫させたころ、僕はある大きな川のある街へ遠出をした。 日も暮れるころ町について、川にかかった大きな橋を渡ると、その下にはごうごうと音を立てながら暗い色の水がふだんより大きく幅を広げて流れていた。 ※この仰々…

これはものすごい立派な文章で書かれた青春小説です。(一葉の「たけくらべ」を読む)

どうも、きつねです。 前回この記事↓で予告していたとおり、今日は一葉のたけくらべについて書きます。 fuchssama.hatenablog.com

頭の良さとか記憶力とか、結局自分次第なのかもしれないという話。

今時のような、暑くて蒸している天気が続くと、気が散っていけない。 台風が遠くのほうを通っていくので、風はないけれど少し強い雨が朝から晩まで降り続けているその音を、ぼうっとして聴いていると、何か意識がぼんやりしてくる気がする。

へえ、恋ってこういうものなの?(藤村の「若菜集」を読む)

どうも、常にうつらウツラしているきつねです。 『【タイトルオチ】要するにみんな僕と一緒に楽しく読書しようということがいいたい。 』 この記事で読書を推奨したものの、それだけではあまりに観念的で、わざわざ読んで気分を害してくださったかたにとって…

時代遅れが時代遅れでなくなる瞬間

僕は髪を切るのがどうも苦手で、いつも先延ばしにしてしまうのだが、少し前決心して髪を切りに行って来た。 そういうところでは客の入り具合やらなにやらで、例の雨合羽みたいなのをかぶせられたまま待たされることがある。 僕は鏡の前に用意されるような雑…

当ブログ「きつねの音楽話」について

// この記事は2016年8月に書いたものです。 そのため新しい記事については触れていません。そのうち書き直します。そのうち・・・・ いくらこのブログが亀の歩みの如き更新といえど、さすがに記事数も多くなってきましたから、みなさま、特に初めてこのブロ…

モーツァルトの☆無敵状態☆について(ピアノソナタ第13番第1楽章を聴く)

どうも、暑さで不調のきつねです。 昨日街で盆踊りをみてきました。 いつもお盆は墓参りで同じところにいるものだから知りませんでしたけれど、盆踊りの曲って各都道府県で違うらしいですね。東京は二曲くらいあるようですが、月が~でたで~た~というあの…

【タイトルオチ】要するにみんな僕と一緒に楽しく読書しようということがいいたい。

どうもどうも、最近すっかり生気の感じられないこのブログの管理人、きつねです。 最近ブログの更新頻度がまあ、非常に低いですが、なんですかね、 書くことがあってもうまく記事にできないということが多いですね。 僕はもともと、自分の意見を誰かにいうの…