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きつねの音楽話

老人性古本症候群を患った若者の徘徊ブログ

地下通路で人の心が失われる現象について

 僕についてはどちらかというと、勉学というより徘徊のしかたを習いに行っているといったほうがよい。

街には面白い場所が点々とあってその間を渡り歩く。

その徘徊先のひとつにそば屋があるが、

そのそば屋へ行くには、駅からまっすぐ伸びた地下通路をひたすら歩いていく。

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【人類最高の芸術作品】ベートーヴェンの第九交響曲から「喜びの歌」をドイツ語で味わう

 年末といえばベートーヴェン交響曲第九番、いわゆる第九(ダイク)が演奏されますが、その中心をなすのが第四楽章の合唱の部分です。

普通交響曲は器楽のみの場合が多いですが、ベートーヴェンはこの最後の交響曲にシラーの頌歌「歓喜に寄す」による終結合唱を付け足しました。

※頌歌(ショウカ):ほめうた。頌はほめたたえること。

第九交響曲はこの「歓喜に寄す」によって、音楽のみのものと比べて、はっきりとした”性格”、あるいは”具体性”を持っています。

歌詞をもっているものはなんでもそうでしょうが、歌詞の意味を理解して初めてわかってくることがあります。

シラーの詩を観察して、人類最高の芸術作品といわれるこの第九をよりよく理解しようというのがこの記事の目的です。

 

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【人気曲】フランス・その他の交響曲と名盤まとめ

2016年12月21日投稿 2017年1月28日更新

 

先日『クラシック初心者がまず聴きたい、おすすめの交響曲&名盤まとめ 』という記事を書きました。

この記事ではクラシックを聴き始めた人が交響曲を聴こうと思ったときの参考におすすめの交響曲作曲家とその曲を書いたわけですが、規模が思っていたより大きくなって書き残したことがいくつかありました。

今回はそのうちの一つです。

 

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クリスマスの歌「おお、もみの木よ」を聴く

12月も半ばに入ると段々とクリスマスが近づいてきて、キリスト教徒でもないのに不思議とうかれた気分になってきます。(コマーシャルにはめられている)

今回はクリスマス・ソングの定番のひとつ、「おお、もみの木よ」をドイツ語で聴いてみます。

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クラシック初心者がまず聴きたい、おすすめの交響曲&名盤まとめ

2016年12月11日投稿 2017年1月28日更新

 

クラシック音楽といえば、交響曲(シンフォニー)という感じがあります。

コンサートでもメインは大オーケストラによる交響曲です。

クラシックを聴いてみようと思ったら、多くの人が交響曲を聴くのではないでしょうか。

 

この記事の主目的はおすすめの交響曲と名盤を紹介することです。

しかし、ただ紹介するだけではなく、交響曲を楽しく聴けるようになるポイントも書きますから是非読んでみてください。

おすすめ曲は聴きやすさや人気という点から主に選びましたから、必ずしも最高傑作といわれるものを選んだわけではないことを断っておきます。

 

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