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きつねの音楽話

老人性古本症候群を患った若者の徘徊ブログ

やきもの市で安い茶碗を買った話

いくじつか晴れの日がつづいて、いよいよ春らしくなってきたと思ったけれど、街へ出かける日に限って雨がふる。

しとしととふる雨はまだ冷ややかな空気と相俟って、これから春がくるというのに冬に向かう秋の日のようだった。

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モーツァルト作曲ピアノソナタ第16番 ハ長調 K.545を分析して聴く

このところモーツァルトばかり聴いていて、ピアノを弾くにもモーツァルトソナタばかり弾いています。

第13番変ロ長調の第三楽章を自分勝手にしあげて、結構面白かったんで、ブログで紹介しようと思ったんですが、あまり知られていない曲ですから、いきなりこれをというのもどうか。

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川端康成のノーベル賞受賞記念演説「美しい日本の私」を読む

前の記事『小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の「怪談 Kwaidan」を読む』で、ハーンの「怪談」のことを書いた。

「怪談」は日本の風土や、日本人の心をよく表したものだが、もっと直接に日本人の心を表したものをつい最近読んだ。

川端康成の「美しい日本の私」である。

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小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の「怪談 Kwaidan」を読む

古本屋でなにげなくみた本の中に小泉八雲のことが書いてあった。

その英語の美しさについてである。

 

僕はまだ読んでいなかったけれど、岩波文庫の「怪談」の翻訳をもっていることを思い出して、原作が手に入るまでに翻訳のほうを読んでおこうと思った。

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R.シュトラウス/H.ヘッセ ”4つの最後の歌”より「眠りにつくとき」をドイツ語で味わう

このところヘルマン・ヘッセの詩を扱っていました。

→『ヘッセ作 春の嵐から「Nacht 夜」をドイツ語で読む 

→『【孤独の詩】 ヘッセ作「Im Nebel 霧の中」をドイツ語で読む

 

それでR.シュトラウスがヘッセの詩に歌をつけたものがあることを思い出したのですが、詩をみながら聴いてみるとよい歌でしたから紹介します。

 

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