当ブログは移転しました。

きつねの音楽話

老人性古本症候群を患った若者の徘徊ブログ

難しいベートーベンの音楽も形式を把握して聴けばこんなに面白い(ピアノソナタ第10番を聴く)

 

fuchssama.hatenablog.com

 前回この記事でソナタ形式の基本的な構造について説明しました。

というわけで、まだ上の記事を読んでいない方はまず読んでからこの記事を読むことをおすすめします。

 

今回は前回、記事の長さとか、書くのに疲れたとかまあ色々理由があって盛り込めなかった、大規模のソナタ形式をみます。

大規模というと、ここではつまり”普通の曲”ということです。

ハイドンとかモーツァルトとかベートーベンとか・・・

続きを読む

ソナタ形式がわかればクラシック音楽は格段に面白くなる!(ソナタ形式の解説)

 

fuchssama.hatenablog.com

 前にこの記事で、クラシック音楽を聴くときに注目すべきことをいくらか紹介しました。

この記事では主に曲の内部の構造、言い換えれば和声や細かい技法について書きましたが、曲にはもう少し離れて遠目で見た時にみえる外側の構造、つまり”形式”というものがあります。

 

ただなんの知識もなくクラシック音楽を聴くと、その長さと耳慣れなさに尻込みしてしまいますが、形式のことを少し頭に入れると、聴いているときに迷子にならず、曲がずっと面白くなります

 

クラシック音楽の中心となる古典派の時代(バッハ以後、18世紀後半から19世紀初めハイドンモーツァルト、ベートーベンの時代)では、ソナタ形式というものが完成されて曲の重要な要素になりました。

もちろん他の形式(ロンドー形式等)もありますが、クラシック音楽を聴く際に一番目にし、問題になるのがこのソナタ形式で、これを理解すればクラシック音楽をより楽しむことができます。

 

ソナタ形式はよく登場する分よく説明されもしますが、大体簡潔な説明しかされずきちんと把握するのはなかなか難しいと思われます。

そこで今回はこの”ソナタ形式”について、図や実際の曲をみながら、やや詳しく、しかしなるべくわかりやすいように説明します。

 

続きを読む

暇で退屈な毎日を面白くするおすすめの趣味11(+1)選

 

どうもこんにちは、きつねです。

僕は普段自分のやっていることが趣味かどうかなどあまり考えたりしないのですが、

よく耳にする趣味がないとか、やりたいことがないとかいうことにはなっていないので、おそらくどちらかといえば趣味の多いほうだと思われます。

 

というわけで今回は趣味がないとか、毎日がつまらないとか、休日暇だとか、なにか新しいことにチャレンジしたいというかたのために、僕が実際に普段やっている、もしくはやっていたことのなかからおすすめのものを選んで紹介します。

続きを読む

本を読むとき”隠れた繋がり”をたどると面白いよという話(本の読み方の提案)

実際本を読むということは、紙面の文にあたるということだけでなく、その紙面を目の前にもってくる、もってくるためにどこかで調達してくる、調達する本を選ぶなど、普段考えるより複雑なことだといえます。

その一助となるように以前この記事を書きました。

 

fuchssama.hatenablog.com

 

今回は、まあなんてことはないのですが、読む本を選ぶとき参考になりそうなことを、僕が普段やっているのを基にして紹介します。

続きを読む

これは本当にいい歌・・・シューベルトの「楽に寄す」をドイツ語で味わう

どうも、最近ちょっとシューベルトに注目しています。

まあなんとなくリートを聴いているだけなんですが。

 

これまでこのブログでは、2回シューベルトを紹介しました。

 

◆野ばら

fuchssama.hatenablog.com

◆魔王

fuchssama.hatenablog.com

 

僕はシューベルトのことはそこまで知らないのですが、最近聴いていてこれ本当にいい歌だなあと思うものがあったので紹介します。(有名どころですが)

続きを読む