きつねの音楽話

老人性古本症候群を患った若者の徘徊ブログ

語学上達の秘訣は日本語力と暗誦にあり

前回の続きを書いていきます。

fuchssama.hatenablog.com

 

前回まで初級の勉強法を書いてきましたが、

ここにきて困ったことになりました。初級を乗り越えた段階で僕がやった勉強法が、時流に逆らっているために、このままやってきたことを書いてもおそらく読んでくれている人に通じないのです。

 僕のとった方法は後述する通り、先生とのやり取りの中で生れて来たもので、ちょっと古臭いわけです。古臭いものが嫌いな方は苦手かもしれません。

 

 そこでまず、そのことについて書いてそれから実際に僕がとった方法を書きます。

語学上達の秘訣

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ブックマークから飛んでくる方は知らないかもしれませんが、一応ここは音楽ブログで、僕は主にドイツ音楽に興味があるのですが、その興味からドイツ語を勉強することにしました。

僕がついた先生は元大学の語学教員で、ドイツ語を一から教えてもらいました。

僕は覚えが良くないので、色々と模索しながら勉強を続けていたのですが、先生とのやりとりのなかで浮き出て来た語学上達の秘訣というものがあります。

これらは昔から非常に大切にされてきたものではありますが、近年ではほとんど絶滅したに等しい物です。

1、外国語を学びたいのならまず日本の古典を読め

先生が一番に仰ったのは外国語ではなく”日本語を読む”ということでした。

そのときは言っている意味がわからないまま、とにかく言われた通りに古典を読み始めました。僕が始めに読んだのは「竹取物語」でした。

 

それからしばらくしてこの意味がわかってきた。

外国語である限り、その理解は母国語によって行われる

上達していけばまた話は別かもしれませんが、結局母国語以上に上達する外国語はないわけですから、母国語の能力の底上げが外国語習得に重要な第一の点というわけです。

 

つまり日本語がままならないまま英語を勉強しても上達は見込めません

2、外国語は単語ではなく”句”で覚える

初歩の段階ではどうしても一定数無理やり単語として詰め込む必要があるかもしれません。

しかし、”文の意味を捉える”となると辞書に載っている単語の訳を覚えるだけでは通用しないことがある。

そこである程度まとまったものを覚える必要があります。

3、暗誦

 昔日本では漢文の”素読”というものが行われていました。先生が読みあげた漢文を意味もわからずただ繰り返す・・・

そうしているうちに漢文の構造が身について、意味がわかってくるのです。

つまりまるまま覚えてしまうほど繰り返し声に出して読むことが重要。

 

 

 

この三つを踏まえて僕がとった方法を以下に書きます。

般若波羅密多心経を覚える

 これは頭がおかしい

と引き返す人が出そうですが、僕はおおまじめです。

僕はまず先生のすすめで所謂「般若心経」をまる暗記しました。

 

般若心経というのはこれです。

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まあ別に般若心経である必要はないわけですが、

ある程度の長さをもっていてなおかつ覚えるに値するものが般若心経で、これを覚えて暗誦の能力をあげるわけです。

 

終いに僕は「写経」までして般若心経を覚えました。

古典の暗誦

次に僕がやったのは古典の暗誦で、

竹取物語の冒頭を覚えたり

枕草子の春はから冬はを覚えたり、奥の細道を何節か覚えたりで結構な量を暗誦しました。

 

古典の暗誦は面白いのでおすすめです。

英詩の暗誦

ここにきてやっと英語の登場ですが、まあこれだけやっても効果はあるのではないでしょうか。

僕が使ったのは岩波文庫の「イギリス名詩選」で、このなかからシェイクスピアのソネットを始め読んで気に入ったものを数十暗誦しました。

詩なので破格文法なわけですが、句として覚えられ、暗誦もできる、しかも名詩というので、役にたちます。

 

イギリス名詩選 (Amazon) 

 

この本はイギリスの詩人の代表作があつめられたもので、暗誦用にもよいですが、ただ読むだけでももちろん面白い。

日本語訳もついているので便利です。

 

アメリカ名詩選というのもあります。

 

 

詩といっても長いものもあるので覚えるのはそれなりに大変なのですが、その分の効果はあるように思われます。

それから名文を暗唱というのもよいと思います。例えばハムレットのto be or~の箇所等

 

 

ここまで結構長く書いてきましたが、ほんの一部しか書けていません。

ネット上に溢れている語学上達の記事がどういうものか、僕はよく知りませんが、僕が二年間の内にやったことを書こうと思いだしていると、二つや三つの記事に収められる内容ではない・・・

 

これまで書いた内容は初歩として僕がやったことなわけですが、それからもまあ色々とやりました。それらの内容については次回