きつねの音楽話

老人性古本症候群を患った若者の徘徊ブログ

念願のアレがAmazonから届いた!

みなさんお盆休みはどうでしたか?

僕はちょっと忙しくしていたのですが、やっと落ち着いたので記事を書くわけです。

本当はみなさんの休みに合わせていくつか書けたらよかったんですけどね。

 

 

 Amazonから念願のアレが届く

で、今日の本題

みなさんAmazonは利用しますか?

いまや大大大企業となったAmazon、Amazonのせいで配達業者のひとたちは大変忙しいらしいですね。

 

僕は調べたところ2012年に初めてAmazonで買い物しています。

調べたところというのはAmazonの購入履歴を参照したのですが、みると殆どが本で自分で笑ってしまいました。

Amazonで注文していたのは大体が絶版のものだとか、洋書だとかで手に入りにくく、また早急に必要なものです。

音楽の理論書や語学関係のものが多いんですが、哲学のものも結構あって、こんな難しい本を取り寄せるなんてどうかしていると客観的にみると思われます。

 

ここ数年はAmazonを利用する回数がかなり減っていたのですが、久々にAmazonで注文しました。

まあなんてことはないのですが、その喜びをレビューしましょう。

バッハの平均律クラヴィーア曲集

バッハの曲というのは一つのテーマのもとに作られてセットになっているものが多いのですが、そのうちの一つに平均律クラヴィーア曲集というのがあります。

ドイツ語ではDas Wohltemperierte Klavier ダス ヴォールテンペリールテ クラヴィーアといいます。

平均律というのは説明が難しいんで省きますが、この曲集の意図、意味は「どの音をも主音として用いうる、そのようにうまく調律された(Wohltemperierte)鍵盤楽器(Klavier)のための曲」くらいのものらしい。

調律によって、つまり各音の音高をどう定めるかによって使える調というのが決まってくるのですが、平均律ではどの調でも使えるわけです。

西洋の長調と短調は12ずつありますから、この曲集は24曲で1セットになっています。

一応書いておくと現在いう平均律とバッハの時代の平均律は違うものだったようです。

 

それで、その平均律クラヴィーアというのは鍵盤楽器をやる人にとって、通らずにはいられぬ難関で、また人によっては憧れの曲集です。

ピアノはバッハの時代はまだほとんど使われていませんでしたが、ピアノの訓練にバッハはつきものです。

 

僕はピアノを始めた頃からバッハの熱心なファンでしたから平均律(略してこういう)には強い憧れがありました。

ピアノを始めて半年くらいで、普通平均律の前に取り組むインベンションとシンフォニアという全部で30曲の曲集を勉強し始めたんですが、確か3年くらいかけてそれを弾き終えました。

そのあとピアノの訓練を休んでいたんで平均律に取り組めなかったのですが、最近になってブログにも書いた通り楽器の訓練を再開したので、数年越しの願いがかなって今度平均律の勉強を始めることになったわけです。

曲集の内容

一応書いておくと平均律クラヴィーア曲集は一つの調に前奏曲とフーガという二種の曲があてられています。

それが24曲整然と並んで一巻をなします。また同じ作り方で24曲集められた第二巻もあります。

前奏曲というのはある曲や劇などの前に演奏される曲で、それなりの性格をもっています。第二巻ではその性質が薄いみたいですが。

前奏曲というくらいですから、主たるはフーガのほうです。

フーガ(Fuga)というのは名前だけはよく聞きますがちょっと難しい曲です。

フーガというのは逃げるの意らしいですが、日本語訳も遁走曲と直訳されています。

何が何から逃げるかというと、旋律が旋律から、です。

逃げるというのは面白い発想なのですが、まあ実際は逃げているというのではありません。

聴けばわかりますが、ある声部がメロディーを歌ったあと他の声部がそれをつぎつぎに模倣(同形の旋律を奏す)していきます。

どのように模倣するか、とか、他にどういう規則があるか、ということを知ると面白いんですが、あまり書くと長くなるのでフーガについてはそのうち一つの記事にしましょう(時間ができれば)

 

 聴いたことが無い人は試しにちょっと聴いてみてください。

平均律はどの楽譜がよい?

fuchssama.hatenablog.com

この記事に書いたように楽譜というのはどの出版社のものを選ぶかというのが難しいところです。

少し前の記事でピアノの先生と会って話したことを書きましたがその時にバッハ他様々の作曲家についてどの出版社がよいか聴いてきました。

もちろん流派なんかによっても違うのでしょうが、僕の先生は

・ヘンレ版

・ブゾーニ編

のふたつを主に使っているようです。

好きなのを使ってよいがとにかく二つ以上を参考するというのが先生の意見で、僕もこの二つを求めることにしました。

ブゾーニのほうは1巻が四部になっていて、全部あわせると結構な額になるのでとりあえずヘンレ版を買うことにしたのですが、このヘンレ版というのが高い。とにかく高い。

 

これがそのヘンレ版の楽譜ですが、これ一冊で4千円以上します。

貧乏浪人の僕にとってこれはかなりの痛手です。

ちなみに商品名のシフというのはバッハの演奏でも有名な現代の大ピアニストで、日本にも多くのファンがいるようです。僕は特に好きというのではありませんが、運指(指使い)のつくのは訓練のために大いに有効です。

 

それでまあ色々漁っていたわけですが、ドイツの原本がかなり安いことがわかりました。

これです。

 見た目はかわりませんが中の解説がドイツ語(と英語とフランス語)で書いてあります。

三ヶ国語で解説がある楽譜というのは多くて、前紹介したモーツァルトのヴァイオリンソナタの楽譜もそうでした。

僕はドイツ語も英語も一応読めるので、まあこちらでよいとしてこれを注文することにしました。

輸入品は為替のレートで価格が上下しますが、今(8月15日現在)で2771円で、僕の買ったときはこれよりわずかに安かったです。

注文する

楽譜を注文してからはそれはそれはわくわくして待っていました。

前は無かったと思うのですが、今ってAmazonのページで配送状況を確認できるんですね。

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これは配送が完了してからの画面なのですが、この緑の横棒が配送状況に合わせて右側に伸びていきました。

この横棒の伸びをみて

近づいてをる、近づいてをる

と配送状況を想像して楽しみました。

今回は日本郵便さんが配送してくれたようです。

到着!

配送が完了すると登録しているメールアドレスに配送完了のメールが届きました。

これも前はなかったですよね?

 

帰宅すると・・・

ありました!

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茶紙はプライバシー保護のためです。

 

ここが開けられるようになっています。

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便利ですが、こんなに便利にする必要あります!?

 

中はこんな感じでぷちぷち(緩衝材)が貼られていました。

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これは丁寧でよいですね。

ただよく古本屋なんかは防水包装をして送ってくれますが、それはありませんでした。

 

書店で新品を買ってもどこか傷ついていたりしますが、この楽譜は非常に綺麗でした。

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いつもぼろぼろでほこりだらけの古本ばかり手にしているので、久々にこんなに綺麗な本を見た気がします。

 

裏はこんな具合

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このシールはきれいに剝せました。

 

ヘンレ版はシンプルな装丁ですが、僕は好きです。

画像はやや明るい色ですが、実際見た感じはもうちょっと落ち着いた色です。

おわりに

今はとりあえず第一番を弾いています。

その後はどうするか、よく考えなければなりません。

 

いつも古本ばかり買っていますが、

まあ古本には古本にしかない面白みが多分にあるんですが、

たまにはこうやってほしいものを注文するのも面白いものだと思いました。

 

みなさんは最近面白い買い物をしましたか?

僕は古本以外はあまりものを買わないので、久々に買い物の楽しみを味わった気がします。地味ですが笑

なにか子供のころを思い出しました。