フランス語は約800語覚えると中級読本の約85%の単語を知っていることになるらしい
どうもフランス語入門中のAnorakです。
この記事で朝倉フランス基本単語集というのを紹介しました。
これ↓
記事の中では桃色が入った表紙の版を紹介しましたが、こちらが最新のもののようです。2010年に新装版としてでたようですが、すでに出版終了?もしかすると大きな書店なんかではあるかもしれませんが。
で、僕はこの記事で書いたようにフランス語初心者なんですが、
語学の初心者の一番の問題といえば、やっぱりたくさんの単語を記憶しないといけないことですよね。
まあそれで、めんどうだけどやるしかないな~、と上の単語集を開いたわけです。
すると前書き、というかこの本をどう作ったかというもので、レポートといっていいものですが、これに面白いことが書いてありました。
今日はその話
外国語学習初級で必要な単語数はどのくらい?
上の本のような基本単語集というのは外国語を学び始めた人がまず覚えるべき重要な単語を集めたものです。
その単語の選定のために使用頻度というのが問題になりますが、朝倉大先生によるとこの単語集は科学的研究に基づいているらしい。
科学的選定による単語集
以下は朝倉フランス基本単語集のまえがきに載っている情報
1, A French Word Book(1927)
Vander Beke(アメリカ)の研究
延語数150万余りから使用回数に従って6069語を選び、各々の単語が何冊の本に何回用いられたかを記したもの
2,Le Français élémentaire(1954)
フランス文部省による
会話の録音(延語数約30万)から選び基本単語1374語を定めたもの
3,Dictionnaire fondamental de la langue française(1958)
G. Gougenheimが2の調査資料にもとづき、さらに1をも参照したうえで記したもの
朝倉フランス基本単語集はこれらの資料に最低限度の修正を施してできたもののようです。
(a) 上記2の1374語はすべて収録
(b) 上記1の最初の2069語は13語を除きすべて収録
(c) 他関連資料、上記3 などによって約40語、国名8語を付加
というつくりなわけです。
この単語集は全部で2400語収録されているんですが、さらに重要単語を2段階に分けています。
もっとも重要なもの77語は色刷り+◆
上記1の使用回数1~1000までのうち上記2にも収録されているもの715語は色刷り
実際、本の単語の何%を占めるか
アメリカのJ.D.HaygoodのLe Vocabulaire fondamental du français(1936)という本にはVander Beke(上記1)の基本単語2069語が普通の読み物に現れる単語の何パーセントを占めるか、5冊の本について調査した結果が載っています。
最初の69語 62~54%
569語 82~75%
1069語 88~82%
1569語 90~85%
2069語 92~87%
で、朝倉フランス基本単語集に収録されている単語についても調査したようです。
調査方法は中級読本三冊
Ⅰ. Maupassant: La premiére neige.
Ⅱ. Gide: La Symphonie pastorale.
Ⅲ.Daudet: La derniére classe.
ドーデの最後の授業というと、ずっと前この記事で紹介しました。
この三冊のうち1ページを選び、
◆+色刷り
色刷り
その他
の三段階で、何回出てくるか調査したようです。
収録されていてもこれらの文に当てはまる意味が単語集にない場合は数えなかったよう
そして段階ごとの%が以下(左からⅠ、Ⅱ、Ⅲ)
◆+色刷り 52% 58% 52%
色刷り 84% 87% 86%
その他を含めた全単語 91% 95% 90%
面白いのが、%の変化率で、
715→全単語では5%ほどしか上がらないのに対して、
77→715では30%も上がっているところです。
800語ほど覚えてしまえば文全体の85%は知っていることになる・・・これなかなか面白い調査結果だと思います。
基本の800語が文の85%を構成している、逆にいえば残りの15%で全ての文の差が生まれている・・・
おわりに
これは科学的な選定法による単語集、しかもフランス語の場合の話で、他の外国語にもそのまま当てはまる、というのではないです。
が、基本単語約800語が文の約85%を占めるというのはだいたい他の言葉にもあてはまるんじゃないかなーと、これはただの僕の勘ですが、思います。
英語もドイツ語も単語集で単語を暗記するというのはやったことがありますが、どれも全部で二千何百語という規模でしたから、そのくらいが初級の規模なんでしょう。
となってくると、その2000ほどの基本単語のうちさらに重要な、全体の85%を占める約800語を差別してあるか、というのが単語集を選ぶときのポイントになりそうですね。
そもそもどのように単語を選んでいるか、がまず重要ですが。(この点朝倉大先生の本は信頼できる)
そう、まあこの調査結果が面白いと思うかどうかはそれぞれの感じ方によりますでしょうが、僕はこの800語で85%というのを見て、
ああ、800語ならめんどうだけどなんとか覚えられるかな
と思ったんです。
語学は始めが一番めんどうで、一番難しいですからね。
85%知っていれば残りの15%位は「辞書ひいてやってもいい」ですよね笑
フランス語始めたて、という人がいればこの単語集はおすすめできます。
Le Français élémentaireは会話から選んだもののようですから、会話のためにも大いに役立つでしょう。
というわけで、外国語と単語のお話でした。
新たに外国語を始めて、単語を暗記しようと思ったら
まず必要なのは約800語(ただしよく吟味して選び出されたもの)
というのが今回の結論
少しでも外国語の勉強に絶望している人の励みになったらいいかな
入門者のみなさん、一緒にお勉強がんばりましょう!
では今回はこのへんで、Au revoir
え?ほしい物リストからもう届いた!?
今晩は寒さに凍えるAnorakです。
ちょっと前にアマゾンで買い物(石けんまとめ買い)した話を書きましたが、
実はそのあとにも、本を二冊ほど注文して、わくわくしながら待っていました。
家に帰るたびに郵便受を覗いてがっかりするっていうあの動きを何度かやっては一つ届いて大喜び
でまあ、注文していた品がふたつとも手元に届いたんですが、それから数日後郵便受を覗くと何か小包が届いている・・・
ほしい物リストからギフトが届いた?
宛先をみると確かに僕のところになっている。
アマゾン様からだ
ん?
ん???・・・!!!
Anorak!!!!??????
これほしい物リストから送られたものですよね!?
本当に届いた・・・・
(このあとアルプの草原に放たれたハイジのごとく喜びを露にしました。)
開・封
うーん、ブログ映えはしない!笑
でも嬉しい。
ブログ映えって僕のブログでは映えているものがそもそもありませんからね
ほしい物リスト設置の報告は10月15日にこの記事でしました。
そしてこの小包は19日に届いています。
リストを設置して4日で初めての贈り物が届きました。驚き
この本の巻末によるとオンデマンド(注文を受けてから印刷製本すること)らしいので、ほとんど設置して間もなく送ってくださったように思えます。
メッセージが書かれていないかな~と期待したんですが、メッセージはありませんでした。というわけで誰からか、全く見当がつかないのですが、送ってくださった方本当にありがとうございました。
僕みたいな金のない浮浪者にとっては非常にありがたいことです。
大事に読ませてもらいます。
届いた本について
この記事でバッハの平均律を勉強し始めたことを書きました。
バッハの平均律というのはフーガが主体の曲集です。
それで、これから平均律をやるんだからもう少しフーガの研究をしよう、と思って資料を集めることにしました。
・・・しかし、全然見つからない
図書館で検索しても探しているようなものはほとんどありません。
同じ対位法的なものでも、厳格対位法(パレストリーナ様式、あるいは準パレストリーナ様式)は教科書も多く手に入りやすいのですが、フーガ(バッハ)の教科書は少ないと思われます。
音楽大学の図書館なんか行けばまた別なんでしょうが、一般人が探すとなると、ほとんどないといっていい状態です。
僕がフーガのことを勉強した本も音大の教科書ですし
そんな中でこの本はフーガの体系的な研究を記した貴重な一冊だと思います。
一応パレストリーナについてちょっとだけ書いておきますが、
パレストリーナは1525生1594没で、ルネサンス期の大家です。
音楽史を覗けばわかりますが、器楽が本格的に発展するまでは音楽の主流は宗教音楽つまり声楽にあります。(まあ主流といっても西洋芸術音楽目線での話でしょうが)
中世のグレゴリオ聖歌からずっと続く声楽の歴史はパレストリーナで頂点をつくります。
で、その音楽の特徴が精巧な対位法にあります。
対位法の定義などをいいだすと大変難しい話になるのですが、一時に進行するメロディが複数ある音楽のことをいいます。かえるの歌みたいな
・・・パレストリーナの音楽を表すのにかえるの歌ってのは下手なたとえでどうしようもないですね笑
いま書いていて実際に曲を貼れることを思い出したので、貼ります
聴いてみてください。
みなさんの知っている音楽と随分違うでしょう?
で、バッハの音楽がこれ
このWachet auf, ruft uns die Stimmeというカンタータは有名なものです。とくに4曲目は聴いたことがあるという方の多い曲だと思います。
これ以上脱線すると長くなるので、やめにしますが、パレストリーナの音楽は複数の旋律が同時にしかも美しく共存しているもので、現代では主に「厳格対位法」という規則に変って学ばれています。(このあたりにはややこしい問題がある)
ブログと音楽について
今回ほしい物リストから本が届いて本当にうれしかったのですが、ちょっと気後れというか、本当にもらっていいんだろうかという気にもなりました。
このブログのコンテンツ(記事)はすべて無料で閲覧できるものではありますけれど、この贈り物に値するような利益を与えられているだろうか??
まあそれは各々判断されることなのでどうもいえないんですが、
ほしい物リストから贈り物をいただくにしても何らかの形でそれを読者様々に還元できるようにしたいなあとは思いました。
ただ最近音楽関連の記事が少ないことでもわかるように、僕は音楽の記事をどう書いていいかちょっとわからなくなっています笑
フーガのことを勉強してなにか還元するというのは結構難しい。
友人曰く、このような音楽関連の記事は難しすぎると
もちろん面白がって読んでくれる人もいるんでしょうが、少数に留まると思います。
僕はブログはやっぱりなるべく大勢の人に見てもらえるようなものを目指していくほうがいいと思うのであんまり難しいものは避けたほうがいいと考えております最近
現実世界で充分気難しい厄介ものなんだから、ネット上ではせめてポピュラリティを獲得したい笑
といいつつ難解な記事をあげるかもしれませんが
おわりに
というわけで、色々書きましたが、贈り物が届いたことは本当にうれしいことでした。
ほしい物リストにはまた新しいものを追加しています。僕の関心に関心のある方は送らなくていいので、覗いてみてください。
関心を共有できたらいいですよね(前もどこかにそんなこと書いた)
あとそうだ、このブログのfacebookページをつくりました。
本当は1記事書いてもいいんですが、めんどうなのでこの窮屈なスペースでお知らせします。
設置までに色々な苦労がありました(省略)
フェイスブックやってるよという方はいいねだかなんだかしてくれると嬉しいです。
というか最近このブログはてなブックマークとかめっきりつかなくなって拡散力がほとんど失われているので、どうぞ拡散してください笑
まあこういわないでも勝手に拡散されるような記事が書ければいいんでしょうけど、なかなか難しいものです。
ではまた次回のブログ難記事でお会いしましょう、さようなら。
冬場の乾燥、就寝時の鼻づまり対策に エルバビーバ・オーガニックチェストバームをレビュー
どうもオーガニック大好きAnorakです。
僕の肌が弱いということはこの記事で書きましたが、
それは母親譲りで、僕も母も冬場になると乾燥で肌がつっぱったり、かゆみがでたりします。
エルバビーバ チェストバームをレビュー
で、二年くらい前の母親の誕生日に、妹とプレゼントを探しに行ったのですが、散々うろうろした結果、乾燥対策用にチェストバームを買いました。
それがこちら
母は最初は香りなんかがちょっと気になったみたいで、
合わなかったかなあと思っていたんですが、使っているうちに慣れてむしろ気に入ったようでした。
僕も使わせてもらったのですが、とても使い心地がよくて、小瓶に分けて使ったりしていました。
このチェストバームそんなにへりがはやいものではないのですが、しばらく使ってこの夏あたりに使い切ってしまい、冬になる前にまた買ってきてほしいといわれて僕自身も使いたかったので前買った店に行って買ってきました。
見事なリピートです笑
レビュー
内容量は50g、黒いかわいいデザインの瓶にはいっています。
中はこんな具合
これは瓶を横に倒しているのですが、倒しても全くこぼれないほど、中身は固めです。
指につけるとこんな感じ
固いですが、体温でとけてよく伸びます。
香りはスーっとするような柑橘系の匂い。やすらぎます
使い方
店員さんによると、上にも書きましたが、固めのテクスチャー(って言ってた気がする)なので、全身に使うというよりは、とくに乾燥が気になるところや胸元、鼻下に使うといいとのことでした。
もともとは赤ちゃん用で胸元なんかに塗って息の通りをよくするのに使ったりできるようです。
ただ僕の母なんかはちょっと多めに手にとって体温でとかしてから、保湿用に顔全体に塗っていました。
そういう使い方でも問題ないと思います。
僕は慢性の鼻炎で特に夜寝るとき鼻づまりが酷くなるので、寝る前に鼻の下などに塗っています。医薬品ではないので、全く解決するわけではありませんが、スーッとする香りでなんとも癒されます。
成分が全部オーガニック
このチェストバームのすごいところは全成分がオーガニック認証されているということです。
アマゾンのページなんかをみても書いてありますが、ボトルの成分表示にこうあります。
ヒマワリ種子油*、ミツロウ*、シア脂*、ホホバ種子油*、ユーカリプツスラジアタ葉油*、ラバンデュラハイブリダ油*、アトラスシーダー樹皮油*、グレープフルーツ果皮油*、イタリアイトスギ葉油*、モツヤクジュ樹脂エキス*、ニオイテンジクアオイ花油*、ティーツリー葉油*、ローズマリー葉エキス*、ヘリクリスムイタリクムエキス*、トウキンセンカ花エキス*
(*オーガニック認証成分です。)
この商品はアメリカ製ですが、アメリカのオーガニック認証機関USDAにオーガニック認証されたもののようです。
ユーカリやティーツリーの精油が含まれていて肌を保護してくれます。
トウキンセンカのエキスには肌荒れを防ぐ効果があるようです。
すべて市販されている商品は試験を重ねて安全が一応確認されたものでしょうが、オーガニックのものだとより安心して使えますよね。
おわりに
肌の保湿に使える上、息のとおりもよくしてくれるというのは乾燥肌&鼻炎の僕にとって一石二鳥です笑
僕がこれを買っていくと母は喜んで、また使いはじめたようです。
いつも風呂上りのほてった顔にこれを塗ってストーブの熱の当たるソファーに横になって寝ているんですが、テカテカ顔が赤く熱せられていて照り焼きのようなので、
僕はそれを「テリヤキ状態」と呼んでいます。
まあ香りがよいので、リラックスできる気持ちもよくわかります。
エルバビーバのオーガニックチェストバームは全成分オーガニック認証されていて、赤ちゃんにも使えるものなので、
乾燥肌の人はもちろん、敏感肌の人も安心して使えるものだと思います。
気になった方はチェックしてみてください。
では今回はこのへんで
【名盤】ムローヴァのバッハはきいた?(無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータのおすすめCD)
寒くなってきましたね、Anorakです。
一連の過去記事を見てもわかるとおりこのところモーツァルトばかり聴いていたのですが、久々になにか別のものを聴いてみようということで、前から気になっていたムローヴァのバッハを聴いてみました。
ムローヴァのバッハといって、知っている人はすぐ事情がわかっても、知らない人はなんのことかわからないと思うので、ちょっと遠回りして説明しましょう。
ムローヴァのバッハ無伴奏を聴く
ムローヴァ(1959-)はソ連(ロシア)のヴァイオリニストで 、若い頃達人レオニード・コーガンに師事したようです。
経歴をみるとまあ派手はもので詳細は省きますが、シベリウス・チャイコフスキー両コンクールで優勝していますからその実力は相当なものでしょう。
バッハの無伴奏曲とは
無伴奏曲というのは、ごく簡単にいうと
通常伴奏を伴う独奏楽器が、伴奏なし楽器ひとつで奏でる曲
のことです。
しかし、単にメロディを弾くだけではないのが面白いところ
バッハの無伴奏曲についてはずっと前に書きました。
これのあと続けて幾つか記事があります。
この記事、ブログを開設して2ヶ月くらいのころのものです。
荒いですが、まあ多少の参考になると思います。
ムローヴァの無伴奏
ムローヴァの録音は
古楽器による演奏
です。
使用しているのは1750製のもの
弓はおそらく現代の作家によるバロック弓
クラシック音楽の世界には昔の曲を昔のスタイルで演奏しようという動きがあって、
当時の演奏法や楽器を再現して古い曲、特にバッハ以前(-1750)の曲を演奏しています。
ムローヴァはもとは、というか始めから古楽奏法を身に着ける人というのもいないかもしれませんが、モダン奏法で活躍していた人で、
90年代に録音した無伴奏パルティータ三曲は現代奏法で演奏したものです。
それが今回紹介する2009年盤では古楽器による演奏になりました。
感想など
上に書いたようにムローヴァはもともとモダン奏法を完全に身につけていたのに、バッハを演奏するためにピリオド(古楽)奏法を身に着けたようです。
古楽演奏者(アーノンクール、ガーディナー等)との出会いを通じ、また相当の研究と習得の努力を重ねて、この録音ができたらしい。
その研究と訓練がどれほどのものか、おそらく想像のつかないような努力があったんでしょう。
僕もバッハの無伴奏は弾きますが、僕の教わった演奏法ではどうしても上手くいかないところがある、というのを弾いているといつも思います。
また現代の達人による現代演奏によるバッハも僕はよく聴きますが、それも演奏としては100点満点だが、バッハとしては何かが違う、と感じられる時がある・・・
それに比べるとやっぱり古楽演奏というのは当時の楽器、奏法に従っているだけあって、聴いていてひっかかりがないというか、極めて自然なものです。
ところでムローヴァの演奏は、確かに古楽器による古楽奏法なのですが、
例えばバロックヴァイオリンの草分けクイケンと比べると、音に芯があるというか、腕の重みがしっかりかかっているというか、
こういっていいのかわかりませんが現代奏法に近い気がします。
僕は古楽奏法に詳しくないので当たっているか知りませんが、古楽の繊細さと、現代奏法の力強さを融合したような独特な演奏スタイルのように感じます。
最近は古楽の演奏が現代演奏にも影響しているようですから、古楽器を使用しない演奏でもこういう折衷したようなスタイルがスタンダードになっていくのかもしれません。
おわりに
最近はこのムローヴァのバッハをよく聴いていました。
毎日一曲(番)ずつくらい聴いていたんですが、いやあ面白い。
僕の場合ヴァイオリンをやっているので、どう演奏しているかというところに注目してしまうところもあるんですが、やっぱりなにより聴いていて自然で説得力のある演奏です。
バッハの演奏は大演奏家のものでも、単調で退屈なことがあるんですが、ムローヴァの演奏は活きいきしています。
制御はされているけれど、その中でできる最高度に自由な演奏という感じ
これが本当にすごい、見事
凡人には真似できません
無伴奏曲はたぶん難解なものなので、皆が好んで聴けるかといったらちょっとわかりませんが、興味があるっていう人にはこのムローヴァ盤がおすすめできるなあと思いました。
まあ興味があったら聴いてみてください。
最近あんまり音楽のことを、まあ色々考えるところがあって、書いていませんが、こういう軽いCDレビューでもたまに書いていこうかなあと思っています。
どうなるかわかりませんが
というわけで今回はこのへんで、さようなら
本の収納場所がないのでとりあえずアマゾンのダンボールに入れておくね
どうもカビとともに暮らす系ブロガーAnorakです。
カビが原因かな、最近ぜんそくっぽい・・・
僕がカビっぽい本をわざわざ買ってくることを、このブログを読んでくださっている方はもちろん知っていられるでしょうが、
これまでそれが実際どんなものかはあまり見せてきませんでした。
まあ見せるものじゃないですしね。
で、今日は僕の本棚を少しお見せしてから、
収納場所がなくて放置してある本の片付けをするんで、
それに付き合ってもらいます笑
本棚紹介&片付け
僕の管轄下にある本棚は全部で三つくらいあるんですが、まあ一応分類があって、
一つは文庫、新書、語学書、洋書、あと大きめの箱入りの本なんかが並んでるもの
これが一番大きいです。
もう一つが音楽理論書、資料(コピーしたものとか)、大判の本、大型の辞典などが入れてあるもの
そしてもうひとつが、小型の語学辞典、文学書(小説とか)、大事な文庫などが入れてあるもの
これが一番小さい
今日お見せするのは三番目です。
それがこれ
うわあ、写真にするとよりきたない笑
右下がもう・・・笑
左上も本来辞典が入っていたところに文庫が入っちゃってますね。イスとりゲーム状態
これは別に移しましょう。
本棚の上に載っているのは・・・まあ雑な本
一番右に積んであるのは今取り組んでいる本です。
あとは借りているものとか
この本棚(というかもともとはたぶん本用じゃない)は奥行きがあるので、実は後ろにもぎっしり詰まっています。
辞書たち
文庫もこのとおり
本棚右下の文庫がはみ出ているところの裏も見せたいのですが、その部分は一冊々々が微妙なバランスで成り立っていて、一冊でも抜いてしまうと全体のバランスが崩れて本棚自体が崩壊する仕組みになっているので、残念ながら見せられません。
そう、お分かりのように、まあ酷い状態なんです。
このお見せした棚ももとは別の用途で使われていたんですが、本が殖えて床が本まみれになったので、本用にしたものです。
それがもう随分前にこのように満杯になってまた床にあふれかえるようになりました。
しばらく足元を本に囲まれながらブログ書いてました。
(去年はこんなこと書いてたのに)
(あ、記事によるとこの頃この棚を本棚にしたらしい)
それでさすがに場所がなくなってきたんで、少し前に部屋の整理をして、オーディオなんかを置いているラック?の下段に本を入れたりして少し片付けたんですが、それでもはいりきらない。
というわけで家にちょうどあったウーロン茶のダンボールを本箱として使うことにしました。
ラックの下段
布は日よけなんで、臭いものに蓋みたいなあれじゃないですから。
めくるとこんな具合で文学関係のものが並んでます。
で、これがウーロン茶のダンボールです。
すいません、本が上に載っていて見えにくいですね。これも片付けます。
中身
このダンボールに入っているのが一番大事な本たちです。
これ本入れるのに使えそうだなーと思っていたんですが、
文庫がぴったり入りました。
ただ昭和ヒトケタ代の岩波なんかはちょっと大きいのではいりません。(本棚の隙間に入り込んでたのはそれ)
よし、というわけで入りきらない本たちをどうにかしよう・・・!
アマゾンのダンボールって使える
この記事にアマゾンでまとめ買いしたことを書きましたが、(サムネを)見てください、この立派なダンボール(笑)
僕この荷物届いてまず思ったのが、
このダンボール本入れるのに使えるな
でしたね。
今入りきらなくて散在していた本たちがこれ
これをとりあえずアマゾン様のダンボールに入れておきます。
おお、いい感じ
貴重なものだけダンボールに入れて、
この辺は別のところにしまっておきます。
辞典は日用品なので手の届くところ(辞書コーナー)においておくことにします。
洋書は本棚にしまいたかったのですが、入れるところがないので、
とりあえずここに入れておきます。(この「とりあえず」というのが散らかる原因なんだが・・・)
このフォンターネの表紙綺麗です
これでなんとか収まりました。
これをウーロン茶のダンボールのところにおいて・・・
はい、片付けおわり!
ダンボールって本の収納に向いてる?
今回散らかりすぎてたので、とりあえずアマゾンのダンボールに入れましたが、実際収納のためにダンボールって向いてるんでしょうか。
まあ調べなくてもなんとなく予想はつきますが、調べてみると、
やっぱり向かないらしい
紙製で湿気をすいやすいので、カビやダニの温床になってしまうらしいです。
ある程度の保温性もあるでしょうしね。
本だけでもカビっぽいですからもうカビにとってはパラダイスでしょう。
怖いのでとりあえず乾燥剤を放り込んでおきました。
まあこれから冬で乾燥するので、夏までになんとかします・・・たぶん
おわりに
というわけで部屋の片付けに付き合ってもらいました。
僕の持っている本は(正確には数えてませんが)数百冊なので、数はそうでもないんですが、注目すべきは殖えていく速さです。
人工の増加と食料生産の拡大の問題と同じような問題がありますからね(違うか)
そのうち床がぬけるんじゃないかという不安があります。
みなさんは本の保管はどうしてますか?
何かいい方法とかいい本棚を知っていたら教えてください。
ピラミッドの内部には重力分散の間というのがあるらしいですが、それを是非僕の本にも応用したいですね。