まずはこれだけ!おすすめピアノ協奏曲名曲選
2016年3月24日投稿 2017年1月26日更新
ピアノの曲が聴いてみたいけれど、何を聴いていいのかわからない・・・
そんな方のために今回はピアノ大活躍、名曲中の名曲を五曲&名盤を紹介します。
協奏曲は派手さが命!・・・ですがここまで名曲になるとさすがにそれだけではない。
音楽って本当によい曲だと涙が出ますけれど、あれってどういうことなのでしょう。不思議です。
ピアノ協奏曲名曲選
ベートーベン作曲 ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ジャーーーーーーーン
とエネルギッシュなオーケストラの総奏のあといきなりピアノ独奏できらびやかな音楽が奏でられるいまさらいうまでもない名曲。
おそらく冒頭の音楽はみなさん知っておられるかと思われます。
第二楽章も有名なメロディがでてきますが、ベートーベンの何か心の内の暖かな部分があふれ出てくるような曲です。
このCDは超天才ピアニスト・ポリーニの独奏にベームとウィーン・フィルというこれ以上ない豪華な組み合わせ。
4番も収録されていますが、男性的な5番に対して4番は柔らかく女性的、こちらも名曲。
ショパン作曲 ピアノ協奏曲第1番 & リスト作曲 ピアノ協奏曲第一番
ショパンの協奏曲は5年に一度の「ショパンコンクール」で必ず弾かれる曲で、ピアニストのアルゲリッチも1965年のショパンコンクール優勝者
ショパンは泣かせるのが非常にうまい作曲家で、感情の豊かさでいえば超えるものなしです。
リストの協奏曲は”派手”の代名詞みたいなもので、華麗なテクニックがこれでもかとばかりに披露されます。
派手好きの方におすすめです。
このくらいの名盤になると演奏の良し悪しより、どの盤が音がいいかということが問題になってきます。
こちら↓のショパンの1番と2番の組み合わせの盤も超名盤。
ショパン好きの方におすすめ
チャイコフスキー作曲 ピアノ協奏曲第1番 & ラフマニノフ作曲 ピアノ協奏曲第2番
チャイコフスキーもラフマニノフも恐らく一度は耳にしているのではないでしょうか。
とくにチャイコフスキーの協奏曲の冒頭は有名で、よくTVなんかでも使われているように思います。
ラフマニノフの方も「のだめ」で使われて有名になった様子。
ピアニストのアシュケナージは今は指揮の活動が盛んで、よくNHK交響楽団を振っているのを聴きましたが、名ピアニストです。
二作とも作曲家が苦心して作った力作で、その想いが伝わるようです。
何を聴こうか迷っている方はこの二曲が特におすすめです。
ラフマニノフの協奏曲を初めて聴いた時、高く昇って行ってそれまで見えなかった地平のその先がみえるような感覚になりました。笑
霊的体験
最後”笑”をつけましたけれど、音楽を聴いていると、そういう不思議な、現実離れしたような感覚に陥ることがあります。日本を代表する作曲家である西村朗さんも、そういう体験のことを”スピリチュアルな”と形容していました。スピリチュアルというとオカルト的に聞こえますが、普通問題になる五感とはべつの感覚を第六感=”霊的”といいますから、そういう意味で使っているわけです。西村朗さんの場合も”昇る”というのと関係あるのかもしれませんが、”浮遊感”、身体が浮くような感じがしたようです。
みなさんも是非スピリチュアルな体験を!笑
これらの曲を聴いたら・・・
ピアノ協奏曲はもちろん他にもまだまだたくさんあります。
これらの曲を聴いた後におすすめの曲を一応書いておきます。
モーツァルトの協奏曲
本当なら上に書いておくべきなのかもしれませんが、モーツァルトの曲は意外となじみにくいという人が多いので書きませんでした。
モーツァルトのピアノ協奏曲は全部で27ありますが、よくきかれるのは20番以降です。
20と21番は一緒に録音されることの多いように思います。内容は別に真逆というのでもないでしょうが、20番が暗い調子なので対照的です。
他に若い番号のものにもいくつか名曲があります。
シューマンのピアノ協奏曲
この曲のCDの説明に「異常なまでのロマンティシズム」と書いてあったのを覚えています。
異常なまでのロマンティシズムというのがどういうものかは実際にきいて確かめてください。
この曲は演奏される機会の多いものです。
その他
グリーグのピアノ協奏曲は冒頭に有名なメロディがあります。
おわりに
たくさんあるうちどれを聴くか悩むと思いますが、とりあえずはこのあたりを聴いておくとよいと思います。
どれも第一級の名曲です。
一通り聴いてみたあとは、他のものを探してみたり、もしくは好きな曲をよく研究してみると面白いでしょう。
難しいと思わずに気軽に聴いてみてください。きっと好きになる曲があると思います。
◆初心者向けにクラシックの名曲を集めました。